２４１話「お風呂２」 ページ47
『皆...無事にクリアチップは回収出来た？』
なんて事無い...他愛のない会話。
力が抜けて...ふわふわとした気分で話しているから、口もかなり軽くなっている。
ナ「はいっ！
アリスさんがお手伝いしてくれて...ギリギリですが、何とか集め切りました！」
レ「アリスが...ね。」
まだ...アリスさんへと思う所はあるのだろうけれど、ナオちゃんへの気配りには見直す点もあったのかも知れない。
カ「カンナは...何度もソウさんに助けてもらいました！」
サ「...そうか。
私も...何とか予定通りに進めて、全てクリアしました。」
カンナちゃんへ...今、色々と言う事は無い。
サラちゃんもこの瞬間だけは...気にしたくないみたいだし、ただのんびり出来れば良いだろう。
『それじゃあ...少なくとも私達は全員先に進めるんだね。
良かった......。』
そして......何よりも...カンナちゃんは驚いた様な顔をしながらも、私達の事を...特にサラちゃんやナオちゃんの胸元を...羨ましげに見つめている。
女の子だなぁ...。
なんて思いながら微笑ましく思っていると......。
カ「サラさん...。」
サ「ふふ、どうした...カンナ？」
暖かさで緩みきった笑顔で...サラちゃんはカンナちゃんへと優しく笑いかけた。
その笑顔に...カンナちゃんも何処と無く安心した顔をしながら...。
カ「あ...あの...。
...失礼します...！！」
そして...恐る恐ると言った表情で......。
サ「う、うわあ！？
やめろっ！カンナ！！」
伸ばした手で...サラちゃんの胸を......揉んだ。
カ「ふわぁ...！！」
サラちゃんの胸の感触を確かめながらも...自分の胸と比較して、少しばかり悲しそうな顔を作りながら、ナオちゃん、レコさんと次々と手を伸ばしている。
だ、大胆だね...カンナちゃん。
カ「Aさん...っ！」
『えっ！？わ、私も.........？』
ジリジリと迫るカンナちゃん。
ナオちゃんとレコさんは私を逃しはしないと...両側から腕を固定する。
カ「失礼します...！！」
『わっ...ちょっ...！！！
カンナちゃん...っ！！』
私も......しっかりと揉まれてしまった.........。
まあ...暗い顔をしていたカンナちゃんの顔色が良くなっているから...いいか......。
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2022年10月10日 18時
