109話「3人の賢者」 ページ10
Q「よぉーし!!
あとはソウ、カンナ、カイの3人から身代を...。」
カ「あの...私...賢者です。
占いの結果...ソウさんが鍵番でした。」
ここに来て...まさかのカンナちゃんが賢者だと名乗り出た。
『えっ!?ちょ...カンナちゃん!?』
信じられない...。
ソウさんを賢者だと言っている以上、これもソウさんの入れ知恵なのだろう。
ここにいる日和颯と言う男は...一体どこまで...想定していたと言うの...!!
カイ「いえいえ、私が賢者ですよ。
サラさんが鍵番でした。」
ギ「もう、頭がぐちゃぐちゃワァーーン!!」
さらに追加で...カイさんまでもが賢者だと名乗り出て、まさかの賢者候補が3人という状況になってしまった。
ギン君の言う通り...頭がおかしくなりそうだ......。
ホ「うふふ...あと8分ですよ、みなさん。
あはは。」
ケ「オーケーだ。
5人は発言をやめてくれ。
ここはAちゃんも加えて、1度おまわりさん達で話し合おう。」
決選投票まで...本当に時間が無い。
ケ「ソウとカンナは手を組んでいる。
...それは間違いない。」
レ「カンナは...あのニット帽に利用されてるんだ!
切り捨てる気なんだ!選んじゃダメだ!」
Q「さっきはジョーの話を信じかけたが...アイツは本当に賢者かや!?」
ア「ぐぐ...!
悔しいが鍵番の可能性のあるソウとサラには投票すべきじゃない...!」
皆の口から出て来る発言は...全てあっている。
私達に与えられた数少ない情報を組み合わせてみても...ハッキリとした核心をつく事は出来ていないから。
ケ「ソウとカンナちゃん...あの2人の役職まではわからないねー。
...判別する方法が何かあれば...。」
そうだよ...判別すれば......誰が本当の賢者なのか分かるかもしれない。
『.........ケイジさん、判別する方法なら、恐らくありますよ。』
ケ「...本当かい?」
『...はい。
カードの内側を覗ければいいんです。
...時間はもうありません...ケイジさん、ここから先の判断は貴方に任せます。』
ケ「カードの内側...もしかすると...。
ありがとう...Aちゃん。」
ホ「うふふ...残り3分で〜す!」
手元にあるルールブックを開いて賢者のページを眺める。
さっき...ジョー君が言っていた“賢者は占いの結果を偽れない”。
つまり...ウソを付けない。
これからケイジさんがするであろう質問は賢者に関わる事だから...誰かは絶対にウソを付けない......。
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊豆花織(プロフ) - みょんさん» 誤字のご指摘ありがとうございます!見直してきた所その通りでしたので、修正してきます! (2022年9月10日 11時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 129話の、レコチャンが サラ! って言うシーンが サ「サラ!!」になってますよ! 伝えるのが下手ですみません。 (2022年9月8日 20時) (レス) @page30 id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 琉夏さん» ありがとうございます!ソワソワ、ワクワク、そんな気持ちを感じさせるストーリー展開が出来るようにこれからも頑張って行きます!! (2022年8月31日 18時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
琉夏 - ずっとソワソワが続く良いストーリーですね。 (2022年8月30日 22時) (レス) id: 6530ebbf23 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:伊豆花織 | 作成日時:2022年8月27日 17時