１３０話「探索」 ページ31
レ「そうだ...サラ、今の状況は分かるか？」
レコさんはアリスさんがここを去るのを確認するとサラちゃんに何処まで理解しているのかを聞き出そうとしている。
サ「私が...寝ている間に何かありましたか？」
レ「３階に連れてこられてからは...まだ何も。」
ナ「私達も放心状態だったので...言われるがまま休むことしかできなかったんです...。」
あの時が夜で、今が朝だとするのならば...元々休息の為に設定されていた時間なのかもしれない。
ここまで計画的に準備されている事を考えれば、完全に計画通りに進んでいるのだろう。
ギ「...でも、あの悪い人形女...どこにも居ないワン。
探すかニャン？」
ホエミーは...居ないなら居ない方が良い。
あそこまで的確に嫌な事を突いてくる人がいたら...サラちゃんの精神的健康の為にも良くないだろう。
『全員が休んで、サラちゃんも回復したから...もうすぐ何かが起きてもおかしく無いと思うよ。』
サ「そうなんですね...。
まずはここが安全か調べてみましょう。
何かの罠が...既に始まっているかもしれません。」
ケ「...やれやれ。
無理するなと言いたい所だけど...サラちゃんはすっかり真剣モードだ。
...よし、じっとするのも性じゃない。
用心しつつ、周囲を見てみよーか。」
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一先ず探索もこれからって事もあって、一通りフロア内を見て回る事になった。
荒れた廊下ではＱタロウさんが手掛かりを探す為にそこら中に落ちている瓦礫を調べ回っていた。
サラちゃんが無事に目覚めた事をＱタロウさんも喜び、カイさんの遺志を成し遂げたいと意気込んでいた。
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次に憩いの場を訪れた。
アリスさんの姿を見た途端、レコさんはこの場を去ってしまったのもあって...アリスさんは寂しげな表情をしていた。
偽物の外とは言え、多少の気分転換にはなりそうな場所。
少しばかり考える様な顔をした後、ケイジさんはアリスさんに話しかけた。
ケ「...ちょっと話さないか、アリス。」
ア「お断りだ。
...用があるなら、せめてお前ら２人の時に来い、篠木敬二。」
ケイジさんがアリスさんに何か話す事があるとしたら...昨日の話について。
結局の所、アリスさんが今は話す気が無いみたいだから...言う様に後で行くべきだろう。
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伊豆花織(プロフ) - みょんさん» 誤字のご指摘ありがとうございます！見直してきた所その通りでしたので、修正してきます！ (2022年9月10日 11時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 129話の、レコチャンが サラ！ って言うシーンが サ「サラ！！」になってますよ！ 伝えるのが下手ですみません。 (2022年9月8日 20時) (レス) @page30 id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 琉夏さん» ありがとうございます！ソワソワ、ワクワク、そんな気持ちを感じさせるストーリー展開が出来るようにこれからも頑張って行きます！！ (2022年8月31日 18時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
琉夏 - ずっとソワソワが続く良いストーリーですね。 (2022年8月30日 22時) (レス) id: 6530ebbf23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2022年8月27日 17時
