119話「日和颯」 ページ20
ケ「日和...颯って...あの日和颯?」
ア「...多分...あいつとは違う...。
だから...お前に聞いたんだ。
何か...情報が無いかと......。」
ケイジさんとアリスさんの続けられる中、私は...何処までが事実なのかと...唯々...信じられなかった。
『ねぇ...アリスさん。
聞かせて欲しいの......。』
そして、気付いた時には口を挟んでいた。
ア「何だ...?
お前に...篠木敬二以上の情報があるとは思え...」
『貴方が...その人物を殺したのは、2年半前ですか?』
ア「あ、ああ...。」
ケ「Aちゃん...?」
アリスさんから出て来た肯定の言葉だけで...確信してしまった......。
『あぁ...彼は......。
貴方に殺されたんですね......。
アリスさん...。』
アリスさんを見ている私の目は...どんな物だろうか......。
ア「ほ、星宮...叶?
お前...まさか、日和颯を......知ってるのか!?」
『......知ってるも何も...。
日和颯は...
ソウさんは...私の恋人です!!!』
言って...しまった......。
まるで...八つ当たりでもするかの様に...言ってしまった。
ケ「......!
ねえ...Aちゃん。
Aちゃんの言う日和颯はここにいる日和颯とは違う人物なんだね?」
『っ...!
あんな人と...一緒にしないで下さい!!
ねえ、アリスさん...。
あの...優しい彼を......どうして!!
どうして...殺したんですか......。』
ここへ来てから...ミシマさんが死んだ時もジョー君が死んだ時もカイさんが死んだ時も...勿論、悲しかったけれど涙は出なかった。
なのに......数年前に...私の知らない所で死んでしまった彼のせいで...涙が止まらなくなった。
ア「.........悪い...。
だが...オレは...ヤツの顔も...どうして殺したのかも......覚えて無いんだ...。
そんなヤツに謝られても...心に響かないと思う。
だが...悪かった......。
お前の恋人を殺して......。」
アリスさんの顔は...声は...真剣だった。
それは...涙でボヤけた視界でも分かっていた。
それでも...その言葉を素直になんて受け入れる訳が無かった。
『っ〜〜.........!!!
最っ低!!!』
アリスさんの顔を、もう見ていたくなくて...気付いた時には隠し部屋を飛び出していた。
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伊豆花織(プロフ) - みょんさん» 誤字のご指摘ありがとうございます!見直してきた所その通りでしたので、修正してきます! (2022年9月10日 11時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 129話の、レコチャンが サラ! って言うシーンが サ「サラ!!」になってますよ! 伝えるのが下手ですみません。 (2022年9月8日 20時) (レス) @page30 id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 琉夏さん» ありがとうございます!ソワソワ、ワクワク、そんな気持ちを感じさせるストーリー展開が出来るようにこれからも頑張って行きます!! (2022年8月31日 18時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
琉夏 - ずっとソワソワが続く良いストーリーですね。 (2022年8月30日 22時) (レス) id: 6530ebbf23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2022年8月27日 17時