死なないために足掻きましょう。１１【キミガシネ】 (ページ8)

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５０２話「行動」ページ8

ミドリが去った事への安心感と...身体から力が抜けた事で壁に背を付けたまま、ズルズルと床に座り込む。

ギ「A姉ちゃん...！！
大丈夫...ニャン！？」

返事をするのが...若干億劫にも感じてしまい、怪我の無い方の手で安心させる様にギン君の頭を撫でる。

レ「クソっ...！
せっかく...Aが連れて来てくれたのに、ミドリに逃げられっちまった！！」
 
カ「ど、どうしましょう...。
また...どうにかして、ミドリさんを連れて来ますか？」

ミドリが...素直にここに着いて来てくれたたのは、モニターに搭載された......私のAIを見せ付けるためだろう。
だから、２度目の挑戦をしてみたとしても...上手く行かない可能性の方が高い。

レ「それは...難しい、だろうな。

一先ず、Ｑタロウ達の指紋も試してみるしかねえ！」

ケイジさんも心配だけど...Ｑタロウさんだって同じ位、心配だ。

あの怪我......
少しでも早く、治療しないと......

サ「でも...Ｑタロウさんはあのケガです...！ とても動けるとは...思えません...！」   

ハ「そう言えば...ケガの治療に必要な救急セットがオフィスにあるかもしれないな...。

Aさんのケガの治療もした方が良いだろうしね。」

   ハヤサカさんの会社は、医療系の会社だったって...さっき言ってたね。 
消毒とか包帯が入っているかもしれない。
......出来たら、ピンセットも欲しい。   

ギ「本当ニャン！？スーツメガネ！！」

   ハ「一応ボクは...医療機器系の会社員だからね。」 

決まった所で、皆は一足先に部屋を後にして行く。

ク「......ほらよ。」

『え......あ、ありがとう...ございます？』

カ「カンナ達も...行きましょう！」

差し出された手を拒むのも申し訳無かったため、クルマダさんの手を借りて立ち上がり、カンナちゃんに腕を引かれて...私達も先に行った皆の後を追い掛ける。

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追い付いた時には...サラちゃんが既に探し終えたのか救急セットを手にしていたため、Ｑタロウさん達のいる墓地へと再び戻る事となった。