４９７話「モニター操作」 ページ3
ヒナコちゃんは...首輪のペアリングがあるため、Ｑタロウさんと倒れたまま動かないマイさんと一緒に墓地に残る事になった。
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制御室に行くためにエレベーターから降りた後
教室の方を回って行く事を決めて、そちらに向かえば...教室にはミドリの姿があった。
驚く事に...黒板には最後の１枚だと言っていたはずの同意書が貼られていた。
ミ「やあ、サラさん。良いお知らせだよ。
同意書が修復できたんだ。
サインしたくなったら、いつでも言ってよ！」
修復したと言っているけれど...破れる前と変化はほとんど無い。
新たにプリントアウトしたと言われた方が違和感が無いくらいに綺麗な状態のままだった。
サ「そんなつもりはない。」
サラちゃんはミドリの煽りをものともせず、ハッキリと“書かない”と...自分の意志を告げた。
ミ「...なんだ、残念。」
ミドリも簡単に引き下がる事からも、サラちゃんの回答に期待はして無かったのだろう。
すぐに身を引くと...先へ向かう私達の背中を静かに見送っていた。
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私達は...その後、妨害者等の邪魔に会う事無く、無事に制御室に到着した。
そして...すぐさま電源が入ったままのモニターへと近寄る。
レ「よし...早速捜査しようぜ！サラ！」
サ「わ、私がですか...？
構いませんが...機械に詳しい人に頼んだ方が...。」
ハ「私がやってみよう...。
仕事の経験が役立つといいが...。」
サラちゃんが困った様にキョロキョロと周囲を見渡していれば...驚いた事にハヤサカさんが立候補してくれた。
ク「テメー...手を貸す気かよ...。」
ハ「は、はは...。」
苦笑いしながらも...ハヤサカさんは迷い迷い、指を動かして行く。
先程の反応でも、どうしたら良いのかと悩んでいる様子だったけれど...気持ちは協力したい方に傾いてくれているのだろうか。
ハ「あれ...？」
そして、順調そうだった指が...ピタリと止まった。
『何か...不具合でもありましたか？』
ハ「あ、ああ...すまないが中央の機械を見てもらえないだろうか。」
その指示に従って機械を見てみれば...
【ギミックセキュリティ】
レベル０...解除
レベル１...ロック
レベル２...ロック
となっており、レベル１と２のセキュリティが掛かったままであると言う事が記されていた。
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伊豆花織(プロフ) - Rinoko*@名前変えたいさん» 何時も外してたので完全に気を抜いてました( 'ᵕ' ; )教えて下さって、ありがとうございます。 (2023年4月28日 21時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年4月28日 18時
