夏恋part3＊Shori Satou

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健人「..なんの話ししてんだろ」



気づかれないように席を少し遠くしてしまったから笑い声は聞こえても会話は聞こえてこない。


少しでもなにか聞こえないか耳を澄ましてみた





「あっAさん来てる！」


澄ましていたら近くにいた待機中の店員さんの話し声が耳に入った




やっぱりAちゃんってホテル業界で有名なのかな..?




店員の2人はAちゃんたちを見ながら会話を続けた



「新田くん、私達と話しててもあんな笑顔見せた事ないのにねぇ〜」



「悔しいけどAさんなら納得行きますよねっ」




彼は新田というらしい。



話のながれからしてやっぱり仕事仲間。一応彼氏ではないみたい。



でも従業員も思うほど2人はお似合い..。


同じく会話を聞いていたメンバーみんなもなんとも言えない顔。



Aちゃんと仲良くなれたからって1人舞い上がっていたけどAちゃんにはまた違う世界があると痛感した



せっかく会えたんだから話したかったけど、流石に皆できなかった。



行きより低いテンションで俺たちは楽屋に戻った。




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