夏恋＊Shori Satou (ページ8)

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勝利「ちくしょう」

敗者:俺

俺の一人負けだった。

勝利「ついてね～なぁ」

独り言をつぶやいて窓をあける。
狭いがテラスがあり、外にでるとギラギラと青い海が広がっている。

本当に良い別荘だなぁ

ボーッと眺めていたら疲れていたのか
なんだか眠くなった。

荷物を適当に置き、俺はベッドにダイブしてそのまま眠りについた。

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くんくん

なんの匂いだろう...

食欲をそそる嗅いだことのある匂いに俺は飛び起きた。

勝利「...なんか夢を見た気がする..」

だが思い出せない。

窓を見るとあんなに明るく晴れていた空が今度は月をうかべていた

いつの間にそんな夜になっていたのか。

時計を見ると19時半になろうとしていた。

かすかに皆の声が下から聞こえていて俺も部屋をでてリビングに向かった。

聡「あ！勝利！！」

マリ「勝利くんやっと起きた～！」

健人「お！勝利～！お前狙ったな～？丁度出来たとこだぞ～！」

風磨「早く食おうぜ～まじ腹減ったわ」

と、それぞれエプロンをした皆がお皿やら鍋やらを持ってキッチンとダイニングにいた。

寝ぼけた目で皆を見ていたら横からパタパタと足音が聞こえてきて
見ると青空さんがフェイスタオルを持ってこちらに来た。

貴方「佐藤さ～ん。ぐっすり眠っていましたね！コレどうぞ！顔を洗ったらスッキリしますよ」

勝利「あ、あぁ..はい」

彼女からタオルを受け取り顔を洗ってダイニングに戻った。

メンバーが椅子に座っていたので俺も座る。

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