夏恋＊Shori Satou (ページ31)

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皆に部屋の案内をしてリビングで待機をする。

しばらくしてから菊池風磨くんが降りて来た。

貴方「あ、菊池さん。何か飲みますか？」

風磨「あぁ～そうだな～ってか普通に呼んで。敬語じゃなくていいし。歳も近いんだしさ」

そうは言われたけど..

私なんかが、アイドルに馴れ馴れしくしていいのか...?

恐れ多い...

風磨「今、私なんかがアイドルに馴れ馴れしくしていいの？恐れ多い..とか思ってるでしょ」

貴方「えぇ！！な、なんで！」

風磨「顔に書いてある笑 Aって分かりやすいのな笑」

そういって笑った。

アイドルのスマイル...。
ま、眩しい..

せっかくなので風磨くんと呼ぶ事にした。

風磨「あーそういやここら辺で水着とか買えるとこある？」

貴方「えっとね、10分くらい歩いたとこにショッピングセンターがあるよ！水着忘れたの？」

風磨「あぁマリウスがね。みんな海入りたがってるし。あいつだけないと煩そうだし。」

とか言って。

マリウスくんが可哀想だからなんだなと思った。

風磨くんは意地悪に見せかけて周りを気にかけてる。とっても優しい子なんだ。

彼はきっと兄弟がいて長男なんだろうなとそう思った。

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