夏恋＊Shori Satou (ページ19)

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貴方「なるほど！そうなんだ笑」

俺の下心ありまくりの真っ黒の嘘をAちゃんはなんの疑いもなく信じた。

風に靡く髪。海を眺める横顔。

あぁ、ずっと見てられるなんて思ってるって知ったら気持ち悪がるだろうか..

勝利「Aちゃんってさ、なんかラムネが似合うよね」

貴方「ぇっ..なんで？」

勝利「んーなんとなく。Aちゃん見てるとシュワシュワーっとしたラムネを連想するんだよね」

貴方「...」

バタン

勝利「ぇっ」

Aちゃんは突然ドタドタと部屋の中に入って行ってしまった。

何か怒らせるような事をいったのか！？

どうしようどうしよう！！

焦っていたらAちゃんがにっこりした笑顔で戻ってきた

貴方「んふふ。はい、コレあげる！」

Aちゃんは隣のテラスから俺のテラスに手を差しだした。その手の中にはよく見る瓶のラムネ。

勝利「え、ラムネ？」

貴方「うん。実はね私ラムネ凄い好きなの！部屋の冷蔵庫に沢山ストックしてあるんだぁ」

なんと。

貴方「だから、勝利くんに言われてびっくりしちゃった！」

こちらこそびっくりだ。

俺はAちゃんからラムネを受け取った。

プシュ

カラン

とラムネ独特の音がなる

貴方&勝利「かんぱーい」

チンとお互い鳴らして流し込んだ

シュワシュワとした炭酸が喉に刺激を与える

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