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九太side
九「何が胸の剣だ、バーカ」
怒ってどっか行きやがって。
多「おめぇよ、お里に帰ぇんな」
九「え」
多「弟子っつたら、5年や10年の修行はザラだ。そんななまっちょろい覚悟で務まるかよ。ただ食っていきてぇだけなら、人間の世界で面倒見てもらえ。
ここにはおまえの居場所なんかねぇ。分かったら自分から失せろ」
なん、だよ・・・。中途半端な覚悟なんかしてないよ。それに、あっちに行っても俺に居場所なんか。
『九太君』
九「うわ！」
びっくりした。皆どっかに行ったからAも居なくなってたと思ってた。
『大丈夫だよ』
九「え？」
『すぐには強くはなれない。少しずつ熊徹の言う事も理解できるよ。ねぇ、それ貸して』
Aが指差したのは俺が持っていた木の棒。Aはその棒を握り、上から降り下げた。すると、風が巻き起こり木の葉が舞った。
『私がこれが出来るようになるのに1年かかった』
九「1年・・・」
『色々な基礎を積み重ねて少しずつ少しずつ。何でもすぐに出来たらつまらないでしょ？だから大丈夫。気楽に行こ』
気楽に、か。
Aの言葉にすぅと心が軽くなる。
そうだよな、まだ始まったばかりだ。こんな所で逃げてたまるか。
『一人じゃない。私がいるよ。なんてたって私たちは兄弟弟子なんだから』
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むー(プロフ) - すみません。ご指摘ありがとうございます。 (2018年8月2日 12時) (
レス) id: 7924ee75a1 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月2日 7時) (レス) id: 0b0428954e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むー | 作成日時：2018年8月2日 2時
