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#番外編1 ページ3

side red


北斗とともに日本に帰ってきて2日経ち

葬儀は明日、お別れ会は1週間後になった


北斗が亡くなったことはまだ報道されていない

しかし俺たちが仕事を全くしていないことは
薄々ファンの人は気づいているみたいだ

それはそうだ

今まで毎週出ていた少クラの収録も休んでおり
週刊雑誌の連載も3週間止まっている

いくらなんでも気づく



5人での仕事はなく
北斗のお別れ会が終わるまでは全員オフになっている



そんな時北斗の兄ちゃんから連絡が来た


5人で北斗の住んでいたマンションに来て欲しいと

さっそく4人に連絡を取ると全員仕事がないため
今日にでも行けると

北斗の兄ちゃんに今日でも行くことができることを再度連絡し
15時に北斗のマンションに行くことになった

樹が順番に迎えに来てくれるらしい


なんだろう?

そう思いながら樹が来るのを待っていると
インターホンが鳴った

マンションの下まで降りると樹の車が見えたため乗り込んだ

樹と大我しかまだいない

「樹、迎えありがとう
大我もおはよ」

京「ジェシーおはよ」

樹「大丈夫。北斗の兄ちゃんなんだろうな」


樹の顔を見ると薄っすら隈ができていた

「ねえ、樹。寝てる?」

樹「あぁ、、大丈夫」

京「昨日どれくらい寝たの?」

樹「2時間くらいは寝たから」

「全然寝てないじゃん、いつも?」

樹「寝た方だから。大丈夫。
まあ・・それくらいかな」


樹の目が泳いだ

絶対寝られてないんだな

そう思ったが深く突き詰められなかった

樹の目には今にもこぼれ落ちそうなくらい涙が溜まっていたから

今は樹が儚く消えてしまいそう

支えないと樹が潰れてしまいそうだ


まっすぐ前を見てハンドルを握っている




車内は誰も喋らず静か

しばらくすると慎太郎のマンションに着き

そのあとこーちのマンションに着いた


5人で樹の車に乗っているが
車内は今までで1番静かだ


こーちのマンションから10分程度で
北斗が住んでいたマンションの近くの駐車場まで来た

車を置き、5人で北斗のマンションに向かった

北斗のマンションの正面玄関から入ろうと角を曲がろうとした

高「ちょっとまって!」


先頭を歩いていたこーちが俺らの方を向いて声をあげた


こーちの指をさしている方をそっとみると
マンションの前には不自然に数人の男の人と男と女のカップル風の人、車も止まっている

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作者名:ちきん | 作成日時:2019年12月12日 13時

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