貴方達の幸せは俺の幸せ5 (ページ17)

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#番外編15 ページ17

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順番に北斗に声をかけて花を置いていく

「北斗、ありがとうな」

俺はローゼンタを首の横に置いた

後ろにいた樹が近づいてきた

樹「北斗に出会えてよかった
本当にありがとう、見ててね
必ず1番になって、北斗に報告するから」

北斗の頬に触れてから
顔の近くにニリンソウを置いた

それでは火葬となります

スタッフか誰かがそういうと北斗が棺桶ごと
狭い場所に入っていく

隣を見ると樹は涙を必死に耐えていた

そんな樹の肩を叩くと

樹「大丈夫」

そう言った

火葬は1時間で終わるらしい

その間は故人を悼みながら食事をするらしく
北斗のお兄さんに案内をされた

テーブルに案内されると
とろろそばや茶碗蒸し、まぐろやホタテなどのお寿司が用意されていた

北斗の好きだった料理ばかり

兄「食べて、北斗が好きなもの用意してもらったんだ
本当は助六寿司が定番なんだけどね」

あんまり食欲はないが悪いので一口たべる

「おいしい」

そう呟いたが涙も一緒に出てきてしまった

ジェ「こーちが泣くなよ、こーち泣くと俺も泣けてくる」

そういうとジェシーも泣き始めた

そうなると5人みんな泣き始めた

兄「おいおい、泣くなよ」

「ごめんなさい、北斗これ食べたかっただろうなとか色々考えちゃって」

兄「あいつの代わりにいっぱい食べてよ
とくに田中くん、北斗いっつも心配してたよ
本当に食事をあんまり取らないって」

樹「・・まあ、あんまりお腹減らないのと
おいしいってあまり感じないんで
でもこれはおいしいです、北斗のことを思うとよけいに」

兄「ならよかった、喜んでるよ北斗も」

ジェ「あの、一個お願いがあるんですけどいいですか？」

兄「なに？」

ジェ「北斗の骨を少し分けてくれませんか？
常に一緒に居たいんです
北斗の気持ちを忘れずに5人で活動したいんです」

兄「うん、いいよ
北斗も狭いところにいるよりみんなと一緒に行動した方が楽しいと思うし」

ジェ「ありがとうございます」

慎「これに少しずついれてくれませんか？」

そういうと慎太郎がカバンからネックレスが5個出てきた

「どうしたの？」

慎「さっき横浜にいた時にジェシーと一緒に買った
開くとカプセルが入っていてあけて入れられるんだ
これ付けてれば常に一緒にいられるから」

兄「ありがとう、わかったよ
これにいれるね」

そういうとお兄さんは5つのネックレスを受け取ってくれた