#番外編12 ページ14
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そのまま静岡の北斗の実家近くで高速道路を降りた
北斗の実家の近くの葬儀場で行うらしい
お兄さんからもらっていた地図をもとに
走らせるとまあまあ大きい葬儀場が見えた
目立たないところに車を停めた
「順番に着替えよう」
1番後ろにいたジェシーは高速道路降りた時点で
すでに着替え始めていたためもうネクタイを締めるだけ
真ん中に座っていた慎太郎と大我は
のそのそと着替え始めた
ジェ「俺運転席の方座るから
こーちと樹、後ろに来て着替えなよ」
樹「ありがとう」
ジェシーと場所を変わり
黒スーツに黒ネクタイに着替えた
みんなが着替え終わったのを確認して
車を降りた
葬儀場の中に入ると
松村家で貸切のようだった
人はパラパラとまばらにいる程度
係りの人に案内された方に進むと
俺たちを見つけたお兄さんが駆け寄ってきた
兄「おつかれさま、早いね」
「どこにも寄らずにここにきたので」
兄「そっか、おつかれさま
控え室あるから早いし休憩したら？」
樹「あの・・北斗に会わせてくれませんか？」
隣にいた樹を見ると今にも涙がこぼれ落ちそうだ
ジェ「そうだな、会っておこうな」
そんな樹の気持ちを察してかジェシーは樹を肩をさすりながらお兄さんに向けて話した
兄「じゃあ、こっちおいで
ちょうど母さんと父さんもいるだろうし」
お兄さんについていくと
家族控え室と書いた部屋についた
襖を開けると畳の大きな部屋になっており
1番奥に棺桶、小さな仏壇にろうそくが灯っていた
兄「母さん、父さん
みんな来てくれたよ」
そういうと北斗のお母さんとお父さんがこっちを振り向いた
母「来てくれてありがとう」
父「ありがとうな、
始まるまでここに居てもいいからね
お茶とか飲み物なら冷蔵庫に入ってるし
お菓子や軽い軽食ならテーブルの上にあるから
好きに過ごしてもらっていいよ」
まだ葬儀が始まるまで1時間ぐらいあるため
お言葉に甘えてここに居ることにした
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作者名：ちきん | 作成日時：2019年12月12日 13時
