貴方達の幸せは俺の幸せ4 (ページ4)

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#154 ページ4

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しばらく無言の時間が続いたが
滝沢くんがもう一つ封筒を出してきた

滝沢「これは松村からだ」

“メンバーへ”

そう書かれた封筒が一つ俺らの前に置かれた

滝沢「どうする？俺が読もうか？」

全員泣いており手紙を読める雰囲気ではない

「・・すみません、、お願いします」

そういうと滝沢くんは封筒をあけた

滝沢「メンバーのみんなへ
俺が手紙を書くのは2回目です。前は結局みんなが俺のことを見つけてくれました。
今回も探そうとするかもしれませんが、時間の無駄になるので絶対探さないでください。
正直前はみんななら探してくれるって心のどこかで思っていたんだと思います。
でも今回はお願いです、俺の事はもう探さないで下さい。絶対に見つからない所に行きます、土田先生は知っていますが土田先生にも言わないように言っているので無駄です。
みんなの事が大好きです、昔は大嫌いだったけど。

ジェシー、いつも俺を笑顔にしてくれてありがとう
。俺はジェシーが居たから続けてこれました。何かあったらみんなに相談して抱え込まないでね。

京本、俺は京本と多分感性が似てます。だからこそ馬が合わない。でも俺の事は気にかけてくれているのは伝わってました。上手く答えられなくてごめんね、無理するなよ自由にやれよ。

樹、たくさん話してたくさんご飯食べに一緒に行ってくれてありがとう。4人をまとめるのは大変だと思うけど樹ならできます。何があっても俺は樹の味方だよ。

慎太郎、いつも俺に気を使ってくれてありがとう。慎太郎には自由に生きて欲しい。これからも素直で居てね、グループはそんな慎太郎がのびのびと育つ環境だと思います。

こーち、ずっと一緒にやってきたからこそ嬉しい事もあったし悲しい事悔しい事も何度もあった。このチャンス俺の分まで絶対掴めよ、こーちならもう大丈夫。

みんなありがとう
また会える時が来たらその時は笑顔で会いたいな

松村北斗」

ジェシーと樹、慎太郎は過呼吸になりそうなぐらい涙を流している

大我は、、声を出して泣いている

「滝沢くん、、、あの、、
俺たちは、北斗が、、いないと、、、デビューは、、」

滝沢「しないって言うのか？それは無理だ
松村から俺への手紙に
“デビューは予定通りさせてください
お願いします。俺からの頼みはこれだけです”
って書いてあるんだよ
松村の最後の願いは叶えるよ」