貴方達の幸せは俺の幸せ4 (ページ25)

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side green

えっ？

今なんて言った？

「ちょっと待って、どういうこと？」

飲んでいたハイボールを勢い良くテーブルに置いた

藤井「何となくなんですけどね....

パレードから逃げて早歩きしている日本人の4人ぐらいの集団があって
みんなパレード見にきているのに珍しいなって

2～3人は僕の両親ぐらいの年齢の人達で
1人はちょっと若め、
もう1人がめちゃくちゃ暑い日なのに長袖着て、マスクつけて帽子かぶっていて・・
本当に季節感のない格好をしていて少し浮いてたんです

ちょっとチラチラ見ていたら一瞬その人が顔を上げたんです
目だけしか見れなかったけど少し北斗くんに似てたなって
本当に目しか見えなかったんでわからないですけど・・
多分向こうも目があったのがわかったのか一瞬驚いたんですけど、すぐ下を向いて足早に裏道に入ったんです」

確かに藤井くんの言う通り目しか見えなかったのなら違うかもしれない

目があって驚いたのであればそうなのかもしれない

どっちかはわからない

でも昔、北斗がアメリカにおじさんとおばさんがいるって聞いたこともある気がする

北斗がいる
その可能性があるなら俺らは探さないといけない

藤井「慎太郎くん？！大丈夫ですか？」

「、、あっ、ごめん、ごめん
ありがとう、教えてくれて」

藤井「いいえ、慎太郎くん達、北斗くんすごく探しているって聞いたので少しでも役に立てば・・」

「そっか、、本当にありがとう
よしッ！藤井くん、いっぱい食べろよ！」

北斗のことを頭の片隅において
藤井くんとの食事を楽しんだ

藤井くんと解散してから
急いでグループLINEを開いた

慎太郎＂ねえ、北斗もしかしたらロサンゼルスにいるかもしれない＂

すぐにこーちから連絡が返ってきた

こーち＂えっ、ちょっと待って、誰情報？＂

慎太郎＂藤井くん＂

大我＂藤井くん？なんで？＂

慎太郎＂Nisei weekでパレードしたとき長袖に帽子、マスクをした人と目があったんだって
その時の目が北斗に似てたらしい＂

樹＂じゃあ、可能性はあるってことか＂

ジェシー＂9月の終わりにロサンゼルス行くからその後少し休みもらって探そうか＂

こーち＂どれくらい取れるかな？＂

樹＂まあ取れて2～3日じゃない？
明日立花さんに聞いておくよ＂

大我＂北斗、いるといいな＂

慎太郎＂うん、探さないとね＂