#180 ページ30
side black
9月28日
面会時間になり兄ちゃんが来た
しばらく話していると
兄「そうそう、明日こっちに母さんと父さん来るんだよ」
「えっ！？お父さんも？」
兄「うん、遅いけど夏休みで1週間取れたんだって
久しぶりに4人で過ごせるな！」
お父さんは5月のゴールデンウィークに3日ほど来ただけでそれ以降は会っていなかった
兄「だからさ、明後日4人で見に行こうよ」
「・・うん、、」
兄「北斗がすごく嫌なら強制はしないよ
でも何も5人に言わずに辞めたのは北斗だよ
雑誌の編集者をしている友達に聞いたんだ
俺が北斗の兄だって言ってなかったんだけど
あの5人は凄い、今でも松村さんが帰ってくるって信じているって
インタビューで北斗のこと話すけど事務所からカットされるのわかっていていつかは誰かから伝わるかもしれないって思って話してるんだって
だからこうして北斗に伝えた、凄いなアイツら(笑)
俺は見に行くよ
北斗が立ってたかもしれないって思って見に行くんじゃない
北斗の分も頑張ってくれてありがとう
って思ってみに行くんだ
別に無理に5人に会う必要なんてない
始まるギリギリに入ればいいし終わったらすぐに出ればいい
でもそんなに思って北斗の分まで頑張っている5人を俺は見たいから」
もう正直勝手に辞めた俺のことなんて
頭に無いと思っていた
むしろ怒っていると思っていた
5人でバランスはいいし
スタイルがみんな良いから見栄えもいい
俺なんかいなくても
「、そうだよね、行ってみようかな」
兄「じゃあ、明日から母さんも父さんも来るし外泊させてもらおうな」
そう言って笑顔で矢崎先生のところへ行った
兄ちゃんの話によると
1番最後尾の列を取ったらしい
そこなら出入りもしやすいし
座っていても浮かないとのこと
矢崎先生からは兄ちゃんに
やっぱりマスクをすることと出来るだけ座ってみることを言われたらしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちきん | 作成日時：2019年9月30日 18時
