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北斗が目を覚ました
急いで病室から出てナースステーションに駆け込んだ
「すみません！北斗が！松村北斗が！目を覚ましました！」
看護師
「わかりました！小山先生呼んで急いで行きます」
俺はまた病室に戻る途中に
LI NEで北斗が目を覚ましたことを報告し
急いで携帯を閉じ病室に戻った
病室に入る前に北斗のお母さんに連絡した
「北斗ママ？北斗が！北斗が目を覚ましました！」
母「わかったわ、すぐ戻るね！」
北斗のママとの連絡が終わる頃に
看護師と小山先生が来て色々処置していった
北斗の口の中の管が抜かれて酸素マスクになった
少しだけど北斗が喋れるようになった
北斗のママと小山先生は今後の話をしに病室を出ていってしまったため
今病室には北斗と慎太郎と俺しかいない
北斗は自分から喋ることなく天井を見ている
数十秒の沈黙の後、慎太郎が口を開いた
慎「北斗、本当目が覚めてよかった
でも俺は北斗のこと少し怒ってるよ
北斗が俺らのこと頼ってくれなかったから・・
何で頼ってくれなかったの？頼りなかった？」
松「そんな、こと、ない・・」
口の中が違和感なのだろう
すごく喋りづらそうであるが一生懸命喋っている
慎「俺たちは北斗に頼ってもらいたかった
北斗は迷惑がかかるとか思ってるかもしれないけど
俺らからしたら何も言われない方が迷惑」
慎太郎の言いたいこともわかる
しかし少し言い過ぎだ
北斗の目には涙がいっぱいになっていて今にもこぼれ落ちそうだ
「慎太郎、言い過ぎだよ
北斗の気持ちもわかるよ、北斗は人一倍気を使うから黙っていなくなった方が嫌われて憎まれた方が俺らが探さないとか思ったんでしょ？
でもね、俺らは北斗が黙っていなくなったら絶対何処に行っても探すよ
探してみせるよ、だから黙って勝手に居なくならないで」
そういうと北斗は何で自分が黙っていなくなったかを一生懸命話してくれた
北斗のこと探さないなんて選択肢無いのにな
もっと自分を大切にしてほしい
そしてメンバーに愛されているってわかってほしい
じゃなきゃ2ヶ月も探し続けないんだから
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作者名：ちきん | 作成日時：2019年8月22日 14時
