貴方達の幸せは俺の幸せ (ページ16)

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機材トラブルで撮影中止になってよかった
これで北斗も納得して病院に行ってくれるはず

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医務室に戻ると北斗は起き上がって医師に御礼を言っていた

「北斗ー、今日機材トラブルで撮影中止になったんだ. みんなもう帰ったみたい. だから一緒に病院行こう」

松「えっ、そうなの. でも一緒に行くほどじゃないから、自分で行けるから」

荷物を持って医務室を出て行こうとする北斗の腕を掴んだ

「待てって、少しは頼れよ.
わかった、今日車で来たから病院まで送ってく、それでいい？」

少し口調は強くなってしまったが
北斗は申し訳なさそうにゆっくり頷いた

「よし、じゃあ一緒に行こう. 車まで歩けそう？」

松「うん、お願いします」

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北斗を助手席に座らせて
車を発進させた

「北斗ー、病院着くまで寝ててもいいよ」

松「大丈夫、乗せてもらっているのに寝ちゃうのは申し訳ない」

北斗は本当そういうところキッチリしている

「いいんだよ、寝てても. 同じグループのメンバーで仲間なんだから車で寝てても怒らないよ(笑)
それに帰りも体調良くなかったら連絡して、俺暇だから迎えに行くし」

松「何から何までごめん、そしてありがとう」

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15分ぐらい走らせて
病院の正面玄関に着いた

そこで北斗を下ろした

「大丈夫か？無理そうなら中までついて行くけど・・」

松「朝よりだいぶ体調良くなったから大丈夫だよ. 送ってくれてありがとう」

朝よりはしっかりした足取りで病院の中に入っていった
北斗が見えなくなるまで見送って、また車に乗った

さあ、どうしようか
多分北斗は1人で帰る
1～2時間ぐらいしたらまたここにくるか

近くのカフェかファミレスにでも行って時間潰してよう