【刀剣乱舞】人間不信の少女と付喪神

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再び三日月に手を引かれ、本丸の中を見て回った。


『ね、三日月』




三日月「ん？」




『最初ここに来た時、あの変な人からもうすぐこんのすけっていうちび狐が来るって聞いたんだけど、いつ来るの？』




三日月「こんのすけめ……もしや自分の仕事を忘れているな……？」


その時、目の前にいきなりボフンッ！と煙とともに何かが現れた。


『わ……』


危ないかなと思ったけど、三日月が背中に庇ってくれたからなんてことなかった


三日月「主、無事か？」




『うん、大丈夫』




三日月「そこにいるのは誰だ、出てこい」


いまだ広がり続ける煙の中から現れたのは──


こんのすけ「ｹﾞﾌﾝｯｹﾞﾌﾝｯ……はぁ……主さま、大変お待たせいたしました!!」


見た目通りのちび狐、こんのすけだった。


『ちび……狐……？』




こん「主さま……!?ち、ちび狐とは……」




『……あの変な人が言ってた。もう少ししたらこんのすけっていうちび狐が来るって』




こん「(° 口°'I|') ｶﾞｰﾝ」


よっぽどショックだったのか、こんのすけは口を開けたまま固まった。


『……大丈夫？』




こん「……ﾊｯ……!!だ、大丈夫です！それはもう元気元気でございますよ！はい！」⸜( ´ ꒳ ` )⸝




三日月「本当に大丈夫か？案外、ちび狐と呼ばれたのがショックだったのだろう？」




こん「三日月殿まで……！」


こんのすけ泣きそう……


『……こんのすけ、ぎゅっ』




こん「あ、主さま……!?」




『ついでにヨシヨシもしてあげる』




こん「はぅ……///私がこのような恥さらしで良いのでしょうか……」




三日月「ほう、主が初対面の者にここまで素直になるとは初めてだな」




『!!……これは、その……』


こんな時なんて言ったら……


三日月「はっはっはっ、案ずるな。聞き出そうというのではない。お主のタイミングで話すといいさ」


タイミング……今言ったほうがいいよね……？


『えっと……こんのすけを見た時、この子は、信じられると思った。何でかは分からないけど……』




こん「主さま……！」(´இωஇ｀)




三日月「(……なんだ、この感覚……これは、主から……？主には、何か‪”‬‪特別”な‬力があるのだろうか……)」

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