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小烏丸「不動行光よ、お前は凛の言ったことを理解しているか?」
小烏丸にそう言われ、不動は少し考えて言葉を続けた。
不動「まぁ、理解はしてるけどさ……してるけど……主が無理して力を使うことなんてないじゃんか」
『私も出来るだけ、力を使わないようにはするつもりだよ』
不動「なら──」
『だけど現代に時間遡行軍が現れたように、こっちにも時間遡行軍が現れるかもしれない。それで、もし押されるようなことがあれば……』
不動「……力を、使う?」
『……最終手段だけどね。とりあえず今は、時間遡行軍が現れないことを祈ろう?』
私は不動の手を握りながら目を見て言った。
不動「むぅ……」
『あ、そんなに頬膨らませてると、魚になっちゃうよ』
不動が納得してない顔をしてたから、笑わせようと冗談を言ったんだけど……
不動「えっ、マジかよ……!?魚って地上で暮らせないんだよな!?もし魚になったらどうすりゃいいんだ……?水の中でも酒って飲めるのかな……?」
『……ふふっ』
冗談なのに、それを完全に信じている不動が面白くて思わず笑っちゃった(笑)
不動「あ、やっと笑った!」
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イヴェル(プロフ) - ユリアさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!😭頑張って更新していきます🥰 (5月6日 12時) (レス) id: 0126769826 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 長きにわたり紡がれた物語はとても面白くて、いろんなキャラの感情がよく描かれていてとても読みごたえがありました!新しく更新させる日を心待ちにしております。頑張って下さい!! (5月6日 10時) (レス) @page47 id: 729d7bbd60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イヴェル | 作成日時:2023年12月23日 20時