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A side
『……っ』
あれ……
何ここ……
真っ暗で何も見えない……
アルテミス「目が覚めましたか、人の子よ」
『……誰?』
アルテミス「!やはり……力を使った影響で、記憶も全て消えてしまったようですね……」
『何の話してんの……?よく分かんないけど、元の場所に──』
アルテミス「簡単には戻れませんよ」
『は……、何で……?』
アルテミス「貴方は私の力を使い、本来の世界線から存在自体が消えたのです。今ここに在るのは、魂だけ……貴方は今、自分の名前すらも記憶に無いはず」
『そんなわけ──』
──あれ、私の名前……
『何だっけ……』
アルテミス「……一度、不完全のまま私の力を使い、消えかけたことがあるのを覚えていませんか?その時にも、貴方は自身の名を思い出せずにいました」
『っ覚えてない、そんなの……!』
アルテミス「……」
『早く戻して……!こんな暗いところより、元の場所にいる方がよっぽどマシだ……!』
アルテミス「……思い出しなさい」
『え……?』
アルテミス「貴方自身の名を──」
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イヴェル(プロフ) - ユリアさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!😭頑張って更新していきます🥰 (5月6日 12時) (レス) id: 0126769826 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 長きにわたり紡がれた物語はとても面白くて、いろんなキャラの感情がよく描かれていてとても読みごたえがありました!新しく更新させる日を心待ちにしております。頑張って下さい!! (5月6日 10時) (レス) @page47 id: 729d7bbd60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イヴェル | 作成日時:2023年12月23日 20時