アイドルなあなたと漫画家な私 (ページ35)

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テニスの玉子様ページ35

You side

ご飯を食べたあと、ギョンスに料理のことを聞きたいからとカカオのIDを聞かれた。
チャニョルやジョンインにも聞かれたので、もういいかと思って変に渋るのをやめて、交換することにした。

ギョンスにご飯を食べたのだから宿舎に帰って寝るように言うと、

DO｢皆が帰ってくるまで、いちゃダメかな？｣

とクリクリの目で見つめられて、また負けてしまった私。
とりあえず、ソファに寝てもらって、布団を被るように言うと、

DO｢はーい。あれ、ヌナこれ…｣

とギョンスが手に何かを持っていた。

｢あー…私、マンガ好きなんだ｣

ギョンスが持っていたのは、私が読んでいたテニスの玉子様だ。
どうやらリビングのテーブルの上においていたらしい。

DO｢これ、僕も好きなんだ！とくにリョー○が無我の境地にはいったときとか凄く感動した！｣

と熱く語るギョンス。

｢私も、凄く好き！私は敵の学校とかが好きなんだけどね(笑)｣

DO｢そこは主人公応援してあげなきゃ｣

と言いつつも笑っているギョンス。

DO｢これは日本語のやつなんだね｣

｢そりゃ。私、日本人だもん(笑)｣

DO｢ねぇ。これ借りちゃダメかな？｣

とお願いしてきたギョンス。

｢いーけど、読めるの？｣

DO｢日本語の勉強として読む！｣

わぁ、偉いな…
お姉さん、感心しちゃったよ！
そんな良い子には手伝ってあげるべきでしょ！

｢そういうことなら、どんどん持っていきなさい！なんなら、わかんなかったとこ教えてあげるよ！｣

DO｢本当に！？わぁ、ありがとう！｣

とキラキラした目で見つめられた。

うっ…！
まぶしい…！
そんな純粋な目で見つめないで…

と思いつつもギョンスの嬉しそうな顔に癒されたのだった。

｢はっ！ギョンス、さっきまで寝込んでたんだから寝ないと！｣

と今更ながら気づいた私に、ヌナは心配性だなぁと言いつつ、いそいそとソファに寝転がるギョンス。

今日でわかったことは意外とギョンスは甘えたなようです。
私が年上だからかな？