アイドルなあなたと漫画家な私 (ページ33)

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感謝ページ33

You side

私の陽気な頭とは正反対に
真剣な表情にスホがなった。
何を言われるのかと見構えていると…

SH｢ヌナ…僕たちは出会って全然たってないけど、ヌナの事すごく信頼してる。きっと、その証拠にギョンスもこうやってご飯を食べて安心して眠ってる。ギョンスはさ、忙しい中僕らのご飯まで作ってくれて、exoのお母さんだからさ、皆甘えちゃうんだよね。ついつい。でも、僕はギョンスは誰に甘えるのかな…？って思ってたんだ…だから、こうやってヌナが看病してくれてギョンスも嬉しかったと思うんだ…ヌナ、本当にありがとう…｣

と言ってスホが頭を下げた。

KI｢ヒョン、ヌナの事泣かした…(笑)｣

と言って笑いながら私の頬を触ったジョンイン。
ジョンインに、そういわれて初めて自分が泣いていることに気がついた…

SH｢ええっ！？ヌナ、ごめんね！！大丈夫！？｣

と言って心配そうに顔を覗くスホ。

｢スホって凄くメンバー想いなんだね…なんか、年甲斐もなく感動しちゃった…｣

と言ってスホに笑いかけると、照れたように笑い返して来たスホ。

KI｢俺だってメンバー想いだし…｣

と口を尖らせたジョンインを見て、スホと二人で笑ってしまった。

DO｢ん～～？うるさい…｣

と言ってモゾモゾと動いたギョンスをみて

SH｢ギョンスの様子も見れたし、そろそろ行くね？ヌナ、今度お礼するよ。何が良い？｣

と言いながら、部屋のドアの前にたつスホ。

｢いーよ、そんなの。マネージャーさんにおごってもらうから(笑)｣

と冗談っぽく言うと

KI｢スホヒョンにおごってもらいなよ♪スホヒョンはexoの財布担当だから｣

｢何それ(笑)スホ可哀想(笑)｣

SH｢やー！！ジョンインなに言ってんだ！！Aヌナも笑わないでよ！｣

ギョンスを起こさないように小さな声で、軽く怒る振りをするスホ。

｢じゃあ、また考えとくね｣

と言った私に二人は納得したようで、仕事に戻っていった。

実は、スホの言葉で泣いたのは、メンバー想いで感動しただけではない。
自分が凄く感謝されてるみたいで嬉しかったからもある…
漫画家という仕事であまり良好な人間付き合いをする時間がなかったから、こんなにも人に感謝されて、嬉しかったんだと思う…

なんか、exoにほだされそうだなぁ

と思いつつも、それが嫌じゃない自分がいた。