アイドルなあなたと漫画家な私 (ページ19)

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ゴリラさん？ページ19

You side

挨拶のあと、私は皆に囲まれて、exoの話や、普段の様子などの話を聞いた。
途中では、ギョンスがお茶を出してくれた。
午後から皆は仕事のようで、徐々に準備をしだす人が出てきた。
皆が準備をしているなか、いつまでたっても、準備をしない人が二人…
一人はずっと寝ているカイさんで、もう一人はエンドレスで話続けているチャニョルである。

｢チャニョルは準備しなくていいの？｣

と私が聞くと

CY｢ん～。まあ、大丈夫でしょ！｣

と言ってまた話を始めた。
チャニョルが話を再開してから数分、玄関のドアが開く音がした。

｢おーい！お前ら、準備終わったかーー？｣

足音がリビングに近づいてきて、ドアが開くと、昨日のゴリラさんだった。

マネ｢ん？あああぁぁぁーーーーーっ！昨日の！！なんで！？｣

と驚いて、さらにゴリラ顔に←

CY｢昨日の謝罪と挨拶してたの！｣

偉いでしょというように言うチャニョル。

マネ｢また、お前らは勝手に…｣

と呆れた様子のゴリラさん。

｢すいません…何やら昨日からビックリさせてしまって…そろそろ帰ろうと思ってるんで…｣

マネ｢いやいや、こちらこそすいません…昨日はサセン呼びまでしてしまって…｣

と言って頭を下げるゴリラさん。
そういえば、サセンってなんだ？

｢いえいえ。あのー、昨日から言っているサセンってなんですか？｣

と私が聞くと、ゴリラさんは気まずそうに頭を掻いて

マネ｢サセンはアイドルの日常生活まで追ってくる過激なファンのことです。この前はプレゼントに盗聴器が仕掛けてありました。昨日、警戒していたのは、サセンが家までやって来たのかと思いまして…｣

だから、昨日皆してあんなに警戒してたのか…

｢そういう理由なら尚更仕方のないことですね。だから、そんなに申し訳なさそうにしないでください。｣

と私が言うと

ガシッ

とゴリラさんに手を握られた。

｢え？｣

マネ｢何て良い人なんだ！！俺、こいつらのマネージャーです！！あなたのお名前は！？｣

なんか、すごい勢い…

｢はぁ。Aです。｣

マネ｢Aさん！！こいつらと仲良くしてやってくださいね！！｣

なぜか、ゴリラマネージャーに気に入られたようです…

そのあと、マネージャーさんは用意の終わってなかったチャニョルとカイさんを叱って、何とか数分で準備をさせていた。

私は準備が終わって、ゆっくりしていたギョンスにお茶のお礼を言って家に帰った。