信玄編 続き ページ9
甲州街道の何処かにある空き工場で二人の影があった
「武田さん、お約束のアレ…覚悟は出来ましたか？」
「乗り気じゃ無いがな、売られたケンカは買うだけだ」
「フフフ…アハハッ！それでこそ甲斐の虎、武田信玄ですわ！」
「ハッ、来いや！鬼姫さんよぉ！」
そして両者の戦いが幕を開けた
しかし武田は常臣の攻撃をかわすばかりで攻撃をしない
「武田信玄、躊躇は捨てなさい？じゃないと楽しく戦えないわ！」
「…オリャ！」
すると武田が常臣の背中に肘打ちを食らわした
次に片腕を持ち捻って身動きを取れなくした
軽く捻ってはいるものの、あまり動くと危険と常臣は分かっているのか
もがいて動く気配はなかった
「どうだ常臣？降参するか？」
「……ハハハハ、ハハハッ！」
「なんで笑ってるんだ？」
「アハハハハ…！あ〜、楽しい。武田信玄…私の闘争心を昂めてくれる唯一の相手…流石ですわ」
「そうか。で？もうギブアップか？」
「………そうですわね。ギブアップですわ、離してくださる？大丈夫です、攻撃はいたしません」
「…」
「ありがとう。武田さん、甲州街道制覇…残っている敵は私で最後なのでは？」
「ああ、そうだな」
すると彼女はどう思ったのか、いきなり片膝をつき、右手を心臓に当てた
「なんの真似だ」
「負けの意、ですわ。今よりこの甲州街道は貴方のものです」
「…？ 常臣、そんなあっさりで良いのか？」
「ええ、私の闘争心を昂めてくれるのは貴方しかいない。そんな貴方をここで倒すのは
惜しい…だからギブアップしましたの。貴方とまた戦えるように」
「フッ、何だそれ」
「言葉通りよ。それに貴方と戦っていると…何故だか懐かしいのよ。だから良いでしょう？武田信玄」
「…ああ、受けて立ってやる」
「そう言ってくれて嬉しいわ。では武田さん…ごきげんよう」
「────懐かしいのは俺も同じか」
常臣が去った空き工場で、武田は独り言を一つこぼして去っていった
これにより甲斐の虎、武田信玄はわずか15で甲州街道を制覇したのである
高校生になって二人がまた戦うのはまた別の話……
───────────────────
知人
甲州街道で出会った
武田信玄と会うと懐かしい気分になる
常臣曰く闘争心を昂めてくれる唯一の相手であり、また戦えることを楽しみにしている
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小鳥遊ふゆう - コメント失礼します！【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Ema1234561/?p=%A4%E6%A4%A6%A4%CA&ans=8】にて常臣ちゃんを出演させていただきました！ (2023年2月2日 7時) (
レス) id: 34f774734d (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - 小鳥遊ふゆうさん» ありがとうございます…！ (2023年1月11日 18時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊ふゆう - 常臣ちゃんがどストライクです…美しい… (2023年1月10日 20時) (レス) id: a30ccd45c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - ピピピのピさん» 確認しました！使ってくれて、ありがとうございます！ (2023年1月9日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
ピピピのピ(プロフ) - コメント失礼します。可憐な花が咲くまで…に神鳥谷常臣さんを使用させて頂きました。ご確認お願い致します。 (2023年1月9日 22時) (レス) id: dd7f2196ba (このIDを非表示/違反報告)
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