抗いましょうか最後まで 続き ページ20
「…この家は腐った人しかいないのかしら？どいつもこいつも…貴方もお父様と同じね。さようなら、もうここには来ないから」
「待って、常臣！帰るなら山県さんと話しながら帰りなさい…それじゃあね」
ふと、ゆうなが私に言ってくれた言葉を思い出す…
そうよね。こんなところで私は終わらないのよ
抗ってやるの…絶対に……
「…お母様、お父様に伝えておいて？私は家に縛られず、自由に気が狂うまで生きると…たとえ死のうが、最後まで抗うと…ね？」
私の言葉が届いたのか否か、お母様が去っていった
「…さっき言われたと思うけど俺は山県昌景。よろしくな」
「よろしくするつもりは無いわ。消えて」
「まぁ、そんなこと言うなよ。仲良く…な？」
「嫌。貴方と仲良くするくらいなら死んだ方がマシよ」
「そんなこと言うなよ〜」
「話を聞いていた？私はもう殿方がいるのよ。心に決めた人がいるの」
「聞いてたぜ？でも良いじゃん、連絡くらい取り合おうぜ？」
「昌景、一つ言うわ…縁談は破棄。貴方とは会わない、連絡もとらない、以上。さようなら」
「あ…おいっ！――全く…女って気難しいなぁ」
「――宗三、早く出して」
「はい」
そして車は出発した。気分転換に…そうだわ
たまには元就を別邸に呼ぼうかしら？
きっと楽しくなるわ、それと気になるのが…
「宗三…御曹司の山県昌景について調べなさい」
「そう言うと思いまして、もう調べましたよ」
「…貴方 本当に怖いわ。でも、ありがとう」
「それと常臣様にお電話です」
「え？えぇ…もしもし？――」
「――もしもし、常臣か？」
「え？…元就！あぁっ、会いたかった…っ、ううっ…」
「――なっ、なぜ泣いとるんじゃ！？常臣！？」
「いいえっ…違うの、声を聞いて…安心してっ…！」
「――今どこにおるんじゃ？迎えに…」
「大丈夫。丁度良かったわ、貴方を誘おうと思っていたの。別邸に来ない？迎えに行くから」
「――本当か？じゃあ、待っとるわ」
元就から了承を得たところで電話を切る
「はぁ…大丈夫よ常臣、貴方は一人じゃ無いわ…大丈夫」
「常臣様」
「…なに？宗三？」
「私は正直、婚姻する相手はどちらでもいいと思っています。ですが…常臣様の幸せが私の優先第一です。ですから自身の進みたい道を好きに進んで下さい」
「フフッ、言われなくてもそうするわ。ありがとう」
「では毛利様の元に向かいますね」
「ええ、さぁ…抗いましょうか。最後まで」
番外話 愛する人との年越し→←番外話 抗いましょうか最後まで
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小鳥遊ふゆう - コメント失礼します！【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Ema1234561/?p=%A4%E6%A4%A6%A4%CA&ans=8】にて常臣ちゃんを出演させていただきました！ (2023年2月2日 7時) (
レス) id: 34f774734d (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - 小鳥遊ふゆうさん» ありがとうございます…！ (2023年1月11日 18時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊ふゆう - 常臣ちゃんがどストライクです…美しい… (2023年1月10日 20時) (レス) id: a30ccd45c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - ピピピのピさん» 確認しました！使ってくれて、ありがとうございます！ (2023年1月9日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
ピピピのピ(プロフ) - コメント失礼します。可憐な花が咲くまで…に神鳥谷常臣さんを使用させて頂きました。ご確認お願い致します。 (2023年1月9日 22時) (レス) id: dd7f2196ba (このIDを非表示/違反報告)
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