こっち向いて国見ちゃん。【HQ!!】 (ページ10)

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国見 9% ページ10

貴方side.

バスに揺られて数時間

目的地に到着したようだ

バスの途中いろいろ国見ちゃんに
ちょっかいを出していたが流石に寝た

と言っても多分一時間も寝てないだろう

そんなことはさて置き、
私は今寝ている。もっと言えばフリだが

みんなが下車準備をする中私の座った位置が後方だったため
起きてはいたがしばらく瞼を閉じて休んでいた

すると、前の列に座っていた花巻さんが

花「あれA寝てるじゃねーか
おい国見、お前運んで降ろしてやれよ」

と、なんていいこと言うんだ貴方は神か

心の中でありがとうって叫びました

国見ちゃんが私を抱っこしてくれるの？
これじゃぁ起きてるなんて言えませんな

私は悪いと思いながらも黙っておくことにした

じれったいな国見ちゃん早くやっちゃいなさいよ

今か今かとその時を待つ私

花「恥ずかしいのか？先行ってるぞ」

気を使ったのか先輩も下車していく

とうとう国見ちゃんと私のふたりきりとなったバス内

バシッ

『痛っ、てあれ？』

今のってデコピン？
それよりもバレた、よね？

国「いつまで寝たフリしてんの」

『あー、気付いちゃった？』

国「俺が騙されると思う？」

『確かに．.思わない』

正直、残念だったなって思った
結構してくれるの期待してたのに

バスから降りて移動中に考えていた

でも最後にバスで＿＿＿

国「みんな待たせてるんだから早く
何突っ立ってんの、ほら一緒に行くよ？」

私の事待ってくれたのはちょっぴり嬉しかったよ