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国見 3% ページ4
貴方side.
「おーい」
私の顔の前で手をヒラヒラとさせているのは
「何ぼーっとしてんのよ」
現在のお隣さん、丸山こと丸さんである
「また国見のこと見てんの？」
お熱いねーと冷やかす彼女は
彼女というよりもうあれ、おっさんのようだ
「あんたも飽きないよね、一途なのはいいけど
それにしたって脈アリって様子じゃないし」
悪く言ってるわけじゃないけど、
でも私には2人を見てるとそう思っちゃうの
嘘のないいつもの丸さんと違う目
ふざけて言ってるわけじゃないと嫌でもわかる
『まーね__でも好きになってもらえないから
簡単に諦めるとか、私考えられないんだよね』
その言葉で一瞬シーンと静る教室
え、ちょっとやめてよ恥ずかしい。
なんでみんな黙るのいつもみたいにバカしてろよ
「お前______.いい奴だな」
え、何、泣いてんの？男泣き？嘘でしょ…
「今までモブとか思っててごめんね」
モブってそれ悪口やん、てかお前の方がモブだろ
「正直さ男子に媚び売るビッチかと思ってた」
「それちょっとわかる、根は一途なんだな」
「俺たちお前のこと勘違いしてたみたいだわ」
あ、それMe too
「今まで変な風に思っててごめんな」
私もなんかごめん、勘違いしてたみたいだわ
みんないいクラスメイトだと思ってた
でもそう思ってたのは私だけだね
私の悪口(※個人の見解です。)でクラスがなんだか一致団結して前より信頼高めてるし
うん、なんかもういろいろ諦める
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