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彼が言葉を発するまでの時間が、鬼のように長く感じた。もしかしたらそれは一瞬だったのかもしれない。けれど、私には時間感覚すら分からなかった。









「…………A、」
「っ、裕太、君……」


私の固く握られた拳に、彼の手が重なる。その温もりに、一瞬ぴくりと肩を震わせてしまった。

ゆっくり顔を上げれば、耳まで真っ赤で、酷く優しい笑顔をした彼と目が合った。








「……俺も、お前が好きだ」
「…………うそ、」
「嘘じゃねえ!……言うのが遅くなって、ゴメンな」
「……裕太君〜〜っ」
「お、おい、泣くなよ」



それまで張り詰めていた緊張の糸が解けら涙が溢れる。鼻声で泣きつく私の頭を、裕太君はぎこちない手つきで撫でてくれた。




ブサイクな泣き顔を見られて最悪という気持ちと、同じ気持ちだった喜びが混ざってぐちゃぐちゃな、それでいて幸せな感情が胸をいっぱいに埋め尽くす。









「ごめん、泣くつもりなくて、」
「……分かってる。あー、その、なんだ」



私の手を握る力が強くなる。まるで、離さないとでも言っているかのような安心感。ドキドキが止まらなかった。









「……俺の、か、彼女になってくれっ」
「…………はいっ」






私が、彼の彼女になった日。




---
文章がまとまりません。
また長くなってしまいました。

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紫梦(プロフ) - メロンさん» 作業用に仁王君の曲探してたら見つけました。とても良い曲でした!笑 ほんとにリクエストに沿えてるか不安でしたが、そう言って頂けて嬉しいです。リクエストありがとうございました!よろしければまたリクエストお願いします。 (2018年8月31日 22時) (レス) id: 231b2007bc (このIDを非表示/違反報告)
メロン - Fake聞きながら、描いたんですね笑。可愛かったです!リクエストありがとうございました!また、機会があればよろしく御願いします! (2018年8月31日 22時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
紫梦(プロフ) - メロンさん» 了解です!できるだけご期待に添えられるように頑張ります。少々お時間頂くかもしれません…! (2018年8月26日 8時) (レス) id: 231b2007bc (このIDを非表示/違反報告)
メロン - 紫梦さん» では、お言葉に甘えて…。初で奥手な仁王くんがみてみたいです~(^w^) (2018年8月26日 2時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
紫梦(プロフ) - メロンさん» 世界観だなんてそんな…!私には勿体ないくらいの褒め言葉です…ありがとうございます!仁王くんですね、了解致しました!なにか設定やシチュなどのリクエストあればお願いします〜前の仁王君と被るといけないので! (2018年8月25日 21時) (レス) id: 231b2007bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫梦 | 作成日時:2018年7月31日 21時

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