5人の怪盗と生きる宝石第2幕 (ページ4)

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mission43 ページ4

瀬名泉side

10年以上前の記憶が無い…？

瀬名｢いや、ちょっと待って、わかんないわかんない。｣

軽く首を振りながらこめかみをおさえる。

瀬名｢なんでそんなこと言えるわけ？しかも10年以上前なんて…｣

月永｢それは…なんとなくだ！｣

瀬名｢はぁ！？｣

いや、分かっている。

こいつは…レオくんは…誤魔化そうとしているのだ。

恐らく10年以上前にAと何らかの繋がりがあったのだろう。

でも、ここでその繋がりを俺に教えたくはなかった。

でも…俺に零してしまった。

(多分…Aの記憶がなかった事がショックだったんだろうね。)

レオくんとAの過去に何があったかなんて俺にはわかんないけど…

(しばらくは見守らせてもらうからねぇ？王様？)

そう心に決めた直後レオくんが勢いよく振り返る

瀬名｢な、なに、？｣

月永｢言い忘れてたけど！今回のスオーの件、おれらがスオーに協力するのは禁止だ！スオーに協力していいのはAだけ！｣

瀬名｢…はいはい、俺はかさくんに協力はしないよ。見守るだけだから。…そうじゃないと意味ないんでしょ？｣

月永｢そうだ！これはスオーへの試練だ！スオーは、Aは、どう動くんだろうなっ！あぁ、楽しみだ！あいつら、絶対おれの予想を超えるようなことしてくるぞ！インスピレーションが湧いてきたなぁ！はははっ☆｣

そう言ってレオくんは闇の中どこかへ走って消えてしまった。

レオくんが消えるのはいつもの事だから、またいつの間にか戻ってくるのだろう。

それにしても、レオくんは俺が思ってたよりもあの2人に期待をしているらしい。

(かさくんが凄い落ち込んでたってなるくんは言ってたけど…ほんとに大丈夫なのぉ？まぁ、どっちにしろ俺はかさくんに協力出来ないんだけど。)

瀬名ﾎﾞｿ｢精々クソガキはクソガキなりに頑張りなよぉ？Knightsを抜けるとかは許さないんだからねぇ？｣

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