5人の怪盗と生きる宝石第2幕 (ページ11)

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瀬名泉side

いつのまにか疲れて寝落ちていたみたいだった。

まぁ、くまくんと違って俺は規則正しい生活を送ってるからねぇ？

徹夜をするのなんて本当に久しぶりだった。

朱桜｢…お、おはようございます、瀬名先輩。それで、この大量のsweetsはなんなんですか…？｣

瀬名｢俺とAがよなべしてつくったスイーツという名の糖分の塊だね。｣

かさくんが信じられないものを見るような目で俺を見ている。

(まぁ、当然だよねぇ。)

普段かさくんが甘いものを食べているのを止めている"俺"が。こんなに大量の砂糖の塊を作り上げたのだから。

瀬名｢…俺だってAに頼まれなければこんな事やってなかったんだけどぉ？｣

朱桜｢…Aお姉様が？｣

怪訝そうに眠っているAを見つめるかさくん。

そして俺は昨夜のことを思い出す。

"泉さん！私と一緒に司くんにスイーツを作りましょう！できるだけいっぱい！！！！"

"……はぁ！？！？"

瀬名｢いきなりかさくんの為に一緒にスイーツを作ろうとか言われたらさ？お兄ちゃんとして断れないでしょお？｣

朱桜｢なんで…私の為にそんなことを…？｣

…そんなの、決まってるじゃん。

A｢司くんに……Knightsをやめて欲しくなかったから、かな…？｣

いきなり床から疲れきったか細い声が聞こえてくる。

瀬名｢ああ、やっと起きたんだねぇ、？｣

俺らのお姫様♪

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