SixTONESのもうひとつの物語 (ページ5)

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過去のお話① ページ5

彼女にあったのは物心つく前、2、3歳のときだったと思う。

名前は白井怜(しらいれい)
同い年で女の子同士、すぐ仲良くなった。
幼稚園も一緒に行き、怜に憧れて私もダンスを始めた。歌を歌いあったり、踊ったり、まるで双子みたいだねって、周りからも言われてるほど仲のいい幼なじみだった。

私は赤ちゃんCMや、子役として少しだけ芸能活動をしていた。
ダンスに本腰を入れる、小学校入学を機に子役は引退。
特に好きだったわけじゃないし、歌やダンスの方が好きだったのでもう戻ることは無いだろうと幼いながらに思っていた。

ある日、2人でいつもの公園で歌とダンスを踊っていた。

そして、声をかけられたのだ。

｢踊りと歌が好きなら、僕が面倒を見るよ｣

この時ジャニーさんは私たち二人のことを男だと思っていたと知るのは後になってからだった。

母と父はジャニーさんのことはよく知らず、また遊び程度だろうと思い、怜ちゃんもいるならと承諾した。
怜はものすごく喜んで一緒にやろう！と言ってくれた。
私も怜がいるならと、のった。

通っていたダンススクールを退会し、ジャニーズというところに通い始めた。

これは習い事じゃないと気づくのは早かった。
女の子が居ない…
そんなこともあるんだねと、二人で話していたがジャニーさんの誤解が解けると私達もようやく理解出来た。
それでもまだ小学校低学年、ジャニーさんは僕が責任をとると言って母と父を説得し、正式に私たちはジャニーズ初の女の子となった。