SixTONESのもうひとつの物語 (ページ26)

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過去のお話⑦ ページ26

ぐちぐち考えてる暇はなかった。

ドラマの撮影が始まり、そうそうたる役者の皆さんと共演させていただいた。

学園ドラマで明るい生徒役。
キーマンとなる役だった。

役者の皆さんから色々なことを吸収した。
特に作り笑いはできるようにしなければと、演技に没頭した。

むかしより演技のお仕事が楽しくなっていた。
これを自分の武器にしたい。そう思うようにもなっていた。

ドラマ終了後ドラマはヒットし、演技の評判も良かった。

その後は舞台もやらせて貰えるようになり、演技の幅も広がった。

でもずっと心にあるのはステージにもう一度たちたいという思い。

ジャニーさんに伝えよう。

そう決意してジャニーさんとはなしにいった。

花｢今なら歌えます。歌わせてください。｣

ジ｢でも…｣

花｢お願いします｣

ジ｢Youはいい子じゃないんだから｣

ジャニーさんは半ば諦めたように好きにしなさいと言った。

なんだか腑に落ちなかったけれどもう一度歌うチャンスができたことが嬉しかった。

それからまた歌の猛特訓をした。
低い音程も磨きをかけカラオケでに行きまくった。
反抗期の私は誰にも負けたくなくて、
青春を捨て、没頭した。

またステージで歌を歌えることになった。
笑えるようにもなった。
いや、作り笑いができるようになったの方が正しいかもしれない。

それでも歌い続けなければいけない。
1人で戦う。そう心に決めた。