Impossible things【Kento.N,Fuma.K】9th (ページ3)

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貴女side

涼くんが大きな声で呼んでくれたことで

みんながこちらに気づいて

「先生、大丈夫ですか？」

「めちゃくちゃびっくりした〜」

「元気そうで良かった〜」

と生徒がこちらに来てくれる。

瑞稀くんはいつの間にか側からいなくなっていた。

貴「みんな、本当に心配かけてしまってごめんね。

本当に大したことはなくて、めちゃくちゃ元気です！

お騒がせしました、、」

そう説明すると

みんな安心したように笑顔を向けてくれる。

貴「本当にありがとう。」

そうしてまた戻ってわいわいと話を続ける。

みんなが動き出してその場を離れる中

涼「A先生、やっと戻ってきた。」

嬉しそうにニッコニコでそこに留まる涼くん。

貴「遅くなってごめんね。

久々に走ってあんなんなっちゃったから、

海に怒られちゃって、、」

いとも簡単に嘘を吐いてしまう。

涼「そうだったんすね。

また具合悪くなっちゃったのかと思って、、」

本気で心配してくれる涼くんに良心が痛む。