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風磨side
あの頃は、
俺の前でも構うことなく中島の隣にいたくせに
今日の反応といい、
再会してからは何故か気まずそうにする。
それでもやっぱり
Aの隣には中島がいることに変わりないのかと
2人がいる教育相談室の扉をぼーっと見つめる。
不意に昨日のやり取りを思い出す。
「変なとこで意地張るのは変わってないんだな」
あの質問に対して
否定をすることはなかった。
「うるさい」とただそれだけで。
違うものは違うとはっきり言うAのその返事は
肯定以外の意としてとることはできない。
中島のことが
大切だと言うことに嘘はないんだろうけど
それが男女関係における
大切とは違う感情なんだと勝手に考えてみる。
俺の都合のいい考えに過ぎないかもしれないけど。
そもそもAの恋愛って今までどうなってたのか
考えてみればそれすらも全く分からない。
引っ越した先でとか、大学でとか
出会いの場なんてのは今までちゃんとあったわけで。
考えなければいけないのは
中島に限らないんじゃないかって今更気づく。
涼「あれ、風磨先生？」
無邪気な軽い声に呼ばれて我に帰る。
風「お、涼くんおはよう」
涼「おはようございます、
こんなとこで何してるんですか？」
風「A待ってんだけど、、」
迂闊だと思った。
教育相談室の前でAを待っていると言えば
必然的に中に2人でいることは気付かれるわけで。
そんな状況を知ったら
ふたりの関係を疑わないわけがない。
涼「A先生が健人さんといるのって
学生の頃と同じ理由ですか？」
疑ってるのか否か、
随分色んな風に取れる聴き方をしてきたな。
風「学生の頃の理由は聞いてんの？」
涼「めちゃくちゃなんとなくだけど、」
そりゃ、全部は話さないよな。
風「あの頃から
中島のこと一番頼りにしてるだろうから
それは今でも変わってないんだよな。」
涼「そっか、
風磨先生は、辛くなかったんすか？」
風「、、、ん？」
とんでもない質問をぶっ込まれた。
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arry(プロフ) - Ahrさん» ここまでよんでくださり、コメントまでありがとうございます。お返事並びに更新が大変遅くなりすみません。大変お待たせしました。まだ読んでくださっているでしょうか？未だに手探りで進んでいる為、ドキドキしていただけてホッとしております。ありがとうございます。 (2022年10月15日 10時) (
レス) id: 8aa1122b4b (このIDを非表示/違反報告)
Ahr(プロフ) - めちゃくちゃドキドキして読ませていただいてます。久しぶりにこんな気持ちになりました笑 続き楽しみにしてます！ (2022年8月29日 21時) (レス) @page35 id: bfc2ddf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：arry | 作成日時：2021年10月6日 23時
