. ページ27
勝利side
Aの家までの道のりを
1人のろのろと歩く。
どんな顔して会えばいい?
なんて言えばいい?
やっぱり先に謝るべきだろうか
麗奈さんのことも気になるし
何より体調が心配だし、、、
こんなにウジウジと考え込むことに
我ながら情けないと思う。
どんだけ考えてもピンとくる答えが出てこなくて
家の前まで着いてしまった。
タイムリミット。
結局、体調悪いなら俺に会って
変に気遣わせるのも悪いなんて自分に言い訳をして
取り出したメモに走り書きをして
それを添えた鞄を玄関先に置く。
ピンポンダッシュさながら
逃げるように背中を向けて来た道を戻った。
喧嘩して最低なこと言って
傷付けて、謝りも出来ないけど
『早く元気になれ』
せめてその思いだけでも伝えたかった。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←純粋に願って
43人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:arry | 作成日時:2020年5月11日 3時