今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:8,218 hit
小｜中｜大
. ページ21
海side
教育相談室。
スチールのテーブルにパイプ椅子。
簡素な空間に向かい合って座る。
Aも、ずっとこんな風にしていたのかな。
海「よろしくお願いします」
健「よろしく」
笑って返してはくれるけど
以前から、この人があまり信用できなかった。
Aが絶大な信頼を寄せていたのは分かるけど
守秘義務の多い仕事だからかな
本当のことを何も言ってくれなさそうで
それなのにこっちの考えていることは
全部見透かされそうで。
健「海ちゃんはさ、俺のこと好きじゃないでしょ？」
ほら。
海「いえ、そんなことは無いです」
健「そっか、
まあ軽くでもいいから
信用してくれると嬉しいんだけど。
始めようか。」
信用なんて
心なんて
開く気にもならない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：arry | 作成日時：2020年5月11日 3時
