検索窓
今日:8 hit、昨日:12 hit、合計:46,807 hit

百三十二話 ページ40

急に起きなきゃいけない、と強く思い、目が覚める。

眩しい光が差し込んできて、目を細める。

…あれ、私…点滴されている。

起き上がろうとすると体が縛りつけられていた。

え………?


胡「起きましたか、Aさん。」

『えっと、なぜ縛られているのですか…?』

胡「あら…覚えていらっしゃらないのですね。

貴女、寝ているのに急に動いたりしていたんですよ。」


なんだそれ。

私は今までそんなこと無かったのに。

急にそんなことになるなんて。


胡「診させてくださいね。」


紐を解いて私に触診していく。

なんか思ったより痛くない。


胡「声も出せていますし、傷もほぼ治ってますね。

Aさん、貴女は1ヶ月ほど寝ていました。

傷の深さよりも貧血が酷かったです。

貧血を改善するような薬と食事を出しますのでよく食べてください。」

『わかりました。

天元様、炭治郎はどうですか…?』


そう。みんなは私より重症だったはず。

もしかして、本当に危ないのでは無いのだろうか。

心配で少し呼吸が荒くなる。


胡「善逸くんはもう起きてますよ。

宇髄さんももう回復しています。

伊之助くんと炭治郎くんはまだ寝ていますが、治療は終わっているので回復に向かっていますよ。」


よかった。

私は全然守れなかったけれど、生きててくれてよかった。


それから四日後に私は回復した。

ご飯を三人前くらい食べて、薬も飲んでよく寝たらすごく早く回復した。

煉獄さんと蜜璃さんの教えのおかげだ。

機能回復訓練を善逸しながら炭治郎と伊之助の見舞いに行くことが多くなった。

百三十三話→←百三十一話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エアー | 作成日時:2020年5月22日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。