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｢俺さ、Aのこと会ってすぐ好きになったんだ
……もう、こんな感情持たないと思ってたんだけどな。
どうにも、抗えなかった｣
『すぐって……？』
｢1週間、ずっと一緒にいたときから。｣
……私と同じで、少しだけ嬉しくなる。
けれどそれは表に出してはいけない。
｢Aの国を経ったあとも忘れられなくて。
会うとは思わなかったから、俺が死ぬ前に好きを伝えられてよかった｣
いつも通りに私に笑いかける姿をみて素直に好きと言いたい。
けれど、ずるい私の意地がダメだと止める。
｢…………A｣
暗くなった声、顔に心配して近づくと抱きしめられる。
優しく、触れるだけの抱擁。
｢なんで俺より先に……｣
『遊真』
私も少しだけ抱きしめ返す。
あーあ、普通の恋人になりたかったな。
『私が死んでから悲しんでほしい。
だってまだ生きてるから』
｢俺は、Aが好きだ
ずっと、好きなんだ、俺より先に行くな｣
『……』
なんて言葉をかければいいのだろう。
『これも全部、仕方の無いことだったんだよ』
｢つまらない嘘をつくなよ
俺は、仕方の無い事だったなんて思えない｣
どうしようもない。
私の国にガロプラが来たことも、私がここに置いていかれたことも、これから死ぬことも。
……どうしようもないと思いたい。
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エアー(プロフ) - しゃーるさん» 誤字の指摘ありがとうございます！引き続き楽しんでくれると嬉しいです。 (2021年12月10日 13時) (
レス) id: ca75d1ce90 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーる(プロフ) - いつもおもしろい話ありがとうございます...！最新話の最後の遊真のセリフ、何か違和感があるんですが誤字ではないでしょうか？違ったらすみません！ (2021年12月10日 2時) (レス) @page29 id: dd32278c43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エアー | 作成日時：2021年11月18日 15時
