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｢A、その首のやつは外せないのか！｣
『私は知らない。
きっと上は知ってると思う』
｢せっかくの捕虜を死なせる訳には行かん！
エンジニアを集めろ！玉狛のも呼べ！｣
責任者らしき人がこの部屋から出ていく。
まあ、トリガーも取り上げられているし抵抗する力もない。
逃げ出さないという判断をしたのだろう。
それに、遊真ともう1人いるし。
『首のはブラックトリガーの構造を元に作り上げられてるからそんなすぐに解析が終わるようなものじゃない。』
｢君、随分と落ち着いているんだね
心音も変わらないし｣
『そう？ありがとう
落ち着いて居られるのも、最後に遊真と会えたからかな』
遊真は何も喋らずにただただ私を見ていた。
｢もう捨てられたとかで反抗する気ないなら玉狛が欲しがりそうだけど
もうすぐ死ぬんじゃあ、それも望み薄だね｣
｢……A｣
『そんな所あるんだね、知らなかった
遊真も元気で無事にやって行けてるんだね』
尋問がただの会話に変わったのに、遊真は何も喋らない。
もう残り僅かなんだから洗いざらい吐いてしまおう。
遊真がここにいなければ、きっと話すこともなかったんだろうな。
｢俺は、まだ話したいことがたくさんある
3日じゃ、終わらないくらい、たくさん｣
『……暇な時来て話して欲しいな
それくらいはもう許してくれる……と思いたい』
どう？、と視線を遊真の隣向けると、まあいいんじゃない、と返事が返ってきた。
『私は、ずっと待ってるよ』
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エアー(プロフ) - しゃーるさん» 誤字の指摘ありがとうございます！引き続き楽しんでくれると嬉しいです。 (2021年12月10日 13時) (
レス) id: ca75d1ce90 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーる(プロフ) - いつもおもしろい話ありがとうございます...！最新話の最後の遊真のセリフ、何か違和感があるんですが誤字ではないでしょうか？違ったらすみません！ (2021年12月10日 2時) (レス) @page29 id: dd32278c43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エアー | 作成日時：2021年11月18日 15時
