Produce101 season3！！ (ページ30)

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勝った人のマナーページ30

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MN「でもね、それがサバイバルなの。この世界なの。

理不尽に扱われて、今日の友は明日の敵。
信じられるものなんてないの。信じられるのは自分の実力のみ。」

サバイバル番組のスタッフを何回も請け負い、幾度となく悔しい思いをした人の言う言葉。
悔しい思いをした人の背中を見てきた人の言葉。

MN「だからね、このプログラムの中で誰かを蹴落としたとかそう考えちゃうのもわかるんだけど、それはあなたの実力。

みんなあなたにちょっとだけ適わないの。
あなたが蹴落としてるんじゃなくて、あなたが端っこに立ってるんじゃなくて、ただただ、あなたの実力なの。Aが今まで頑張ってきた成果なの。
だから、勝ったことを素直に喜びな。

それが勝った人のマナーだよ。いつまでもうじうじしてないで、勝ったなら勝ったでそれで終わり。その結果が残る。

そういう世界なのよ」

「勝った人のマナー…」

MN「そうよ。マナー。
私だったら自分よりも実力が上の人がいつまでもぐずぐずしてたら腹が立つわ。なんで私に勝ったのに貴方は泣いてるの？って」

ミナオンニの言葉こそが現実だった。
だからこそ私にはミナオンニの言葉が厳しく感じた。

でも、ずっと背中を撫でてくれた。

それだけでよかった。

ミナオンニも自分自身がそういう理不尽に扱われることも、今日の友が明日の敵になっている事も有り得る世界にいたからこそ、私よりも沢山のことを知っているし、沢山理不尽な思いや、悲しい思いをしてきたんだろう。
誰に言われるよりも言葉が重たかった。

「ミナオンニ、ありがとうございます」

MN「お？立ち直り早いね～」

「完全に立ち直ったとは言いきれないですけど…
でも、ミナオンニの勝った人のマナーって言葉とっても響きました。」

MN「そっか～！！よかった！
よしっ、じゃあメイクとヘア直すよ！！」

「はい！すみません！！お願いします！！」

MN「なんで謝るの？？これからも沢山相談してね！頼れるお姉さん目指してるから！！」

「ふふっ、ありがとうございます！」

………

ミナオンニにヘアメイクを直してもらってから控え室へ戻る。

長い間いなかったから沢山の人が心配してくれたけど、さっきの悩みはほかの練習生にとても失礼なのだと学んだし、なにより、ミナオンニとの秘密にしたかったので、お腹が痛かったと苦しい言い訳をした。

TE「Aー！！やっと来たー」

YB「A！？
すっごいかっこよかったよ！！！！！！」