Produce101 season3！！ (ページ23)

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オンニ～ダビン～ページ23

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DB「オンニ、もうすぐ3時ですよ」

「…」

DB「Aオンニー」

「…」

結局あれから3時間くらいソロパートを作っているAオンニ。

オンニは1回集中し始めると周りが見えなくなるタイプというか、ひとりの世界に閉じこもっちゃうタイプで、こうやって声をかけるだけだと全然反応してくれない。
それに、やると決めたところまでその日のうちにやり遂げないと眠れないらしい。なんか気持ち悪いんだって。
だからほかっておくとオールなんてザラなんだと思う。ほかっておいたことがないから分からないけど。

でももう3時だし、眠れなくても、寝ないといけないから練習を止めたいんだけど、きっとまだオンニの納得できる所まで行ってないんだと思う。

その証拠にほら、またうーんっていいながら間髪入れずに最初から踊り始めた。

その様子を少し観察しようと座ってみていると、どうやらソロパートの振りは完成したっぽい。
あとは覚えて、細かいところを～って感じかな～

こんな真剣な顔もこんな時間じゃカメラ回ってないだろうし、私しか見てる人いないのかぁ…

贅沢だなぁ…

それにしてもななかオンニも言ってたけど、この練習も一応Aオンニが私達を無理やり付き合わせたっていうていになってるけど、本当はななかオンニの練習に付き合ってあげてるんだよね

まあ、今日は自分の中のゴールラインもあるっぽいけど昨日の話を聞く限りななかオンニに付きっきりだったっぽいし

DB「オンニって、ほんとに優しいよなぁ…」

思えばAオンニは出会った時からそうだった。

グループ評価の時、私はFクラスで特に秀でたことも無い練習生だったのに、突然Aオンニに選んでもらって、沢山の人が私に注目し始めてとても人気が出た、とメイクのミナオンニが言っていた。

ミナオンニは、もちろんダビンは元々人気だったよと言ってくれたけれど、そんなはずは無い。
事務所も無名だし。100%Aオンニのおかげだ。

それに、たぶんAオンニはグループ評価の時が私との初対面だと思っているけど、実際は違う。

このプログラムが始まって一番最初のお披露目、エムカでの pick me お披露目の時。
私が緊張でお腹が痛くなってしまい、だけど、みんな忙しそうだし、みんな平等に緊張してるし…と思って誰にも言わず、言えず、廊下で1人うずくまっていたら

「どうしたの？？お腹痛いんですか？？」

DB「あっ…」

と声をかけてくれたのだ。