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今はあまり出たくは無いんだけど、96は確かAとも仲が良かったはず…

なら、教えてやった方が良いよな。

志「…もしもし?」

96「もっしー、ねぇ今さ、Aと一緒?」

志「…その事なんやけどさ、実は…」

俺は事情を一通り96に説明した。

96は途中で雰囲気を察したのか、うんうんと静かに相槌を打って俺の話を聞いてくれていた。

96「そっか、分かった。わしも今からお見舞い行くわ。病院どこ?」

そう聞かれたので病院の場所を答え、通話を切る。

病室に戻ると、おばさんが少し焦ったように俺に話しかけてきた。

母「志麻くん、ごめんなさい!実は、私達急に海外の方の支社へ呼び出されることになって…断れなかったの。Aの事、お願いしても大丈夫?」

そう言えば、Aは昔からお父さんもお母さんも仕事が忙しいんだって言ってたな…

志「分かりました、お気を付けて。」

そう言ってAの両親を見送ると、俺はベッドのすぐ横に置いてあるイスに座った。

未だ目を開けないAの髪をさらりと撫でて、顔を近付ける。

それでも、全く起きる気配はない。

…なぁ、A。

お前は知らんのやろな。
俺がずっとずっと、お前の事が好きだったこと。

志「…あほ。」

そう呟いて、Aに更に近付く。

後もう少し近付けば、Aにキスできる距離まで近付く。

志「…起きんと、キスしてまうで。」

そう言っても当たり前だが、起きないA。

あほらしくなってイスに座り直すと、96が病室に入ってきた。

96「A、まーしぃ。」

志「96…」


その時の96は、今までに見たことがないくらいに辛そうな顔をしていた。

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設定タグ:志麻 , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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ろと@Souナー - いい作品です。途中半泣きでした(*^ω^*)志麻さんがセンラさん抱きついてるの見て、くっつけ!!って思った最低な自分がここにいる (2018年6月9日 23時) (レス) id: 8bfce82912 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - ?さん» ありがとうございます!頑張ります(*≧∀≦*) (2018年5月1日 22時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
? - 良い作品ですね これから 頑張ってください (2018年5月1日 21時) (レス) id: 3fb88b520c (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます!返信遅れてごめんなさい!更新の方も頑張らせていただきます! (2018年4月26日 20時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
- アカンでアカンって作者さんこれはさ。僕を泣かせたいですかぁぁぁぁぁぁぁぁ?!(´;ω;`)好きです。志麻さん落ちってのがね特に。更新頑張ってください!!!!!! (2018年4月22日 17時) (レス) id: ba396b5112 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nana | 作成日時:2018年3月27日 0時

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