反応 ページ27
志麻side
浦「…で、纏めると、時雨は今入院中だから、ネットに出てくる機会は少なくなってる。」
セ「けど、またすぐ戻ってくる筈やから心配せんといて、って話や。」
そろそろ放送も終わりに近付いてきている。
志「…はい。じゃあというわけで、この辺で終わりにします?」
そう言うと、コメント欄に
"お疲れ様でした!"
とか、
"時雨さんが戻ってくるの待ってます!"
等、色んな事が書かれていく。
それらに少し目を通していると、96がコメントを送ってきているのが分かった。
志「あ、みんな。96がコメントしてきてるで。」
浦「お、どれ?」
志「"配信、時雨と一緒に見てるよー"やって。」
坂「おー!時雨、配信見てくれてたんや!」
ざわつく坂田達やコメント欄に反して、俺の気持ちは沈む。
だって今アイツは、俺の事を『ただの他人』だと思っているのだから。
例えアイツがこの配信を見ていようと、俺の事を見てくれる訳じゃない。
アイツが見ているのはうらたさん達だけなんだ。
自分でも、随分と醜い考えだと思う。
アイツが俺を見てくれないのに嫉妬して、勝手に落ち込むだなんて。
セ「じゃ、この辺で終わりますか。お疲れ様でしたー。」
そう言ってセンラが配信を切る。
まぁネット上ではわりと炎上とかの心配は無さそうだ。
未だもやもやした醜い気持ちが心を埋め尽くすのを押し殺すように、俺は必死に思考を転換する。
そんな俺の様子に気づいたのか否か、立ち上がってうらさかと話していたと思っていたセンラが急に俺を外に連れ出した。
志「へ、ちょ、センラ?」
セ「志麻くん、コンビニに買い出し行くで。どうせ今日うらたん家泊まるんやし、何か必要やろ。」
そんなセンラに大人しくついていってコンビニに入る。
勿論このあと買い物だけでは済まされない事は、流石の俺でも分かった。
179人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろと@Souナー - いい作品です。途中半泣きでした(*^ω^*)志麻さんがセンラさん抱きついてるの見て、くっつけ!!って思った最低な自分がここにいる (2018年6月9日 23時) (レス) id: 8bfce82912 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - ?さん» ありがとうございます!頑張ります(*≧∀≦*) (2018年5月1日 22時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
? - 良い作品ですね これから 頑張ってください (2018年5月1日 21時) (レス) id: 3fb88b520c (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます!返信遅れてごめんなさい!更新の方も頑張らせていただきます! (2018年4月26日 20時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - アカンでアカンって作者さんこれはさ。僕を泣かせたいですかぁぁぁぁぁぁぁぁ?!(´;ω;`)好きです。志麻さん落ちってのがね特に。更新頑張ってください!!!!!! (2018年4月22日 17時) (レス) id: ba396b5112 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nana | 作成日時:2018年3月27日 0時