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拒絶 ページ16

96「どういうことなの?何で、まーしぃだけが…?」

96がそう聞く。

それに同意するように、うらたさんと坂田はセンラを見る。

セ「…俺も、詳しいことは分からへんよ。ただ、この状況で考えられるのはそれしかないって事や。」

気まずそうに下を向くセンラ。

俺は固まっていた身体を無理矢理動かして、Aに近づいた。

貴「っ…!?な、何ですか…?」

志「…ほんまに、覚えてないん?」

警戒しながら俺を見るA。
自分でも分かるくらい、今俺は泣きそうな顔をしている。

すっとAの方に手を伸ばしたら、

貴「なっ…嫌っ!」

パシッ

そんな渇いた音が病室に響く。

Aは、俺の手を思いっきり叩いたんだ。
96が慌ててAを止める。

96「A!何やってるの!?」

貴「だって、この人がいきなり…!…96ちゃん、何で泣いてるの?」

顔を上げて96を見ると、96はポロポロと涙を流していた。

Aの肩を掴んだ96は、泣きながらAに言う。

96「Aの馬鹿っ…あんなに、わしにはまーしぃの話しかしなかったくせに…!」

貴「…96、ちゃん?」

俺はその光景を、じんじんと痛む手を押さえながら見ていることしか出来なかった。

浦「…まーしぃ、医者の所行こう。容態伝えて、詳しい事を知らなきゃ。」

そんな俺にうらたさんは、そんな提案をする。

名残惜しい気持ちはあったものの、俺は立ち上がってうらたさん達と一緒にAの病室を出ていった。
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設定タグ:志麻 , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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ろと@Souナー - いい作品です。途中半泣きでした(*^ω^*)志麻さんがセンラさん抱きついてるの見て、くっつけ!!って思った最低な自分がここにいる (2018年6月9日 23時) (レス) id: 8bfce82912 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - ?さん» ありがとうございます!頑張ります(*≧∀≦*) (2018年5月1日 22時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
? - 良い作品ですね これから 頑張ってください (2018年5月1日 21時) (レス) id: 3fb88b520c (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます!返信遅れてごめんなさい!更新の方も頑張らせていただきます! (2018年4月26日 20時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
- アカンでアカンって作者さんこれはさ。僕を泣かせたいですかぁぁぁぁぁぁぁぁ?!(´;ω;`)好きです。志麻さん落ちってのがね特に。更新頑張ってください!!!!!! (2018年4月22日 17時) (レス) id: ba396b5112 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nana | 作成日時:2018年3月27日 0時

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