「彼女の恋愛偏差値が低すぎる。」 零side ページ27
Aさんの返事を待つ。
彼女は何回か、瞬きした。
次の瞬間、カァッ、と今まで以上に顔が赤くなった。
『駄目です。ゼロさん、カッコよすぎますよ……。』
その場に屈んで、顔を手で覆うAさん。
耳まで真っ赤で、自然と口角が上がるのを感じる。
俺は今、物凄くだらしない顔をしているだろう。
目の前の彼女が、急に立ち上がった。
そして、目を瞑って恥ずかしそうに、
『……。お、お友達からで良いですか……！
＿＿＿＿そうじゃないと頭と心臓が持ちません…！！』
と、叫んだ。
何だそれ。可愛すぎるだろ？
言葉を返そうと、口を開こうとする。
だが、それを遮られた。
『えっと。その……
＿＿＿好きです。』
一番聞きたかった言葉が聞こえ、一瞬耳を疑う。
「え？」
『っ〜〜！』
もう無理！！と、言うように俺から顔を背ける、Aさん。
その顔を両手で挟み、
さっき、やられたように、やり返し俺の方を向かせる。
「俺を見て。お願いします。もう一度。」
『っす、好きです！！』
「っ！」
ガバッと効果音がつくような様子で彼女に抱き付く。
ひえっ、と彼女の口から聞こえた気がするが、
気にならないほど嬉しかった。
いや、嬉しすぎた。
それから数分ぐらい抱きついていたと思う。
ポカポカと胸元を殴られる。
放したくなくて、力を強めた。
すると、Aさんから力が抜けた。
そう思った。
次の瞬間、体に感じる浮遊感。
反転する視界。
＿＿＿＿＿投げ飛ばされた…？
それに気づいたのは、地面と接触したときだった。
『あぁぁ！違っ、え？！やっちゃった！！』
衝撃から遠のく視界。
肌寒い空に、彼女の焦った声が響いていた。
零side 終
『抱き締められたときには使いなさいって紗理奈言ってたんだよ…。』→←『直球な告白ほど返事に困るものはないよね。』※恋愛色(？)強め
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塩キャラメル(プロフ) - すず…*さん» コメントと労りの言葉ありがとうございます！恋愛描写が苦手なのでこれで良いのか、と不安でしたがキュンキュンしていただき、嬉しいです！これから、標君のif話を書いていこうと思うので御迷惑でなければそちらも楽しんでいただけると幸いです。 (2018年10月3日 20時) (
レス) id: 0d04a55da1 (このIDを非表示/違反報告)
すず…* - 塩キャラメルさん、お疲れ様です！年齢差がある零くんと主人公ちゃんでしたが、無事に結ばれて良かったです！最後の最後までキュンキュンしました！完結、おめでとうございます！！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: a96c0a9504 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(プロフ) - ひめさん» コメントありがとうございます！私もドラマ終わってしまって悲観していた一人です…w未熟な作品ではございますが、少しでも癒しになれれば嬉しいです。 (2018年9月28日 18時) (レス) id: 0d04a55da1 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(プロフ) - millyさん» コメントありがとうございます！一番好き…？！ですと…？！そう言ってもらえて感謝しかありません！これからも楽しんでもらえると幸いです！！ (2018年9月28日 18時) (レス) id: 0d04a55da1 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ - すっごいキュンキュンした…一獲千金ゲーム終わっちゃって悲しいので、占ツクの作品で癒されてますwww (2018年9月28日 9時) (レス) id: c3d750ce2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩キャラメル | 作成日時：2018年9月14日 23時
