「これでシリアス終わるらしいですよ(真顔)」 零side ページ3
「君たちの気持ちはよく分かりました。」
俺がそう言うと、拓斗くん達が安堵したのがわかる。
彼らが俺を認めていないのは分かった。
だが、それで引き下がるほど、
生半可な想いを持っていない。
Aさんを誰にも渡したくない。
見苦しいのはわかっているが、
自分の気持ちには嘘をついたら負けだ。
好きなのだ。どうしようもなく。
彼女が。Aさんが。
嫉妬心と独占欲なんて醜い想いを抱く位に。
彼女が愛しくてしょうがない。
だから＿＿＿＿
「けど、俺は諦めるつもりは微塵もありません。」
紗理奈さんが反応する。
怪訝そうに此方を見上げてくる目には明らかな焦りが含まれていた。
夢里さんが叫ぶ。
「何でですっ？！貴方はAを不幸にしたいの？！」
そう言われ、少し、ほんの少しだけ、苛ついた。
「そんなこと思うわけ無いじゃないですか！
彼女には幸せになってほしいです！
けど、俺は！できれば彼女が幸せと感じるときに！！
彼女のとなりで一緒に笑っていたい！！！」
半ば俺も叫ぶようにいってしまったが、
それに気圧されたのか、４人は、黙りこくってしまった。
「絶対に後悔します…っ！」
紗理奈さんが声を絞り出したように言う。
「Aも、あんたも！優しすぎるの…！！
それがお互いを傷付け合う結果にもなる！
あの子は色々と考える質だから……。
私達はもう、傷ついていくAを見たくないって言ってるでしょう？！
お願いだから…！お願いだから、あの子を苦しませないで…！！」
泣いて、懇願するように、
紗理奈さんは叫ぶ。
苦しませる前提で話が進んでいて、俺のイライラはもっと増した。
こんなの自分らしくない、のは分かっている。
けど、言われて黙っているのも俺じゃない。
「なら、誓います。
俺がAさんを泣かせないこと。
不安にさせないこと。
そして、絶対に、絶対に大切にし続けることを。」
真っ直ぐ彼らを見て伝える。
すると光哉くんが口を開いた。
「口で言うほど簡単な事じゃありませんよ。
アイツ、すぐ溜め込むし。」
「溜め込ませません。黙っていても、聞き出します。」
「自分のことはいつも後回しで、すぐ怪我してくるし。」
「彼女の自己肯定力の低さは俺も知っています。
だから、彼女が自分の大切さに気がつくまで、
彼女に１から教え込んでいきます。」
多分彼女は、俺に好かれているという自覚はあっても、
意識はしていないから。
『ひっさしぶりのあたしsideだよ☆』→←「「オリキャラ設定」」『です(ﾟωﾟ)』
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塩キャラメル(プロフ) - すず…*さん» コメントと労りの言葉ありがとうございます！恋愛描写が苦手なのでこれで良いのか、と不安でしたがキュンキュンしていただき、嬉しいです！これから、標君のif話を書いていこうと思うので御迷惑でなければそちらも楽しんでいただけると幸いです。 (2018年10月3日 20時) (
レス) id: 0d04a55da1 (このIDを非表示/違反報告)
すず…* - 塩キャラメルさん、お疲れ様です！年齢差がある零くんと主人公ちゃんでしたが、無事に結ばれて良かったです！最後の最後までキュンキュンしました！完結、おめでとうございます！！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: a96c0a9504 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(プロフ) - ひめさん» コメントありがとうございます！私もドラマ終わってしまって悲観していた一人です…w未熟な作品ではございますが、少しでも癒しになれれば嬉しいです。 (2018年9月28日 18時) (レス) id: 0d04a55da1 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(プロフ) - millyさん» コメントありがとうございます！一番好き…？！ですと…？！そう言ってもらえて感謝しかありません！これからも楽しんでもらえると幸いです！！ (2018年9月28日 18時) (レス) id: 0d04a55da1 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ - すっごいキュンキュンした…一獲千金ゲーム終わっちゃって悲しいので、占ツクの作品で癒されてますwww (2018年9月28日 9時) (レス) id: c3d750ce2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩キャラメル | 作成日時：2018年9月14日 23時
