６人のシスコンお兄ちゃん (ページ10)

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チビ太と６つ子ページ10

チョロ松side
ぜー…はぁ…。
僕らは今までにないくらい全速力で走っている。
A…。僕らの大切な妹であり…僕の好きな人。母さん達から話を聞いたときは驚いた。でも、血が繋がっていなかったからって今さら？って感じがする。
僕らは17年間一緒に過ごしてきた兄妹。家族。
これからも変わることはない。

おそ「おい！あれ！」

おそ松兄さんが指を指した方を見ると、チビ太のおでん屋があった。

そして、後ろ姿だったけど、Aも見えた。

一「A…？」

十四「見つけた！どうするの？」

カラ「フッ…。My sisterを迎えに行くに決まってるだろ？brother。」

トド「ってか、チビ太と２人っきり？」

おそ「オーーーーイ」

おそ松兄さんの大声でAがあわてて走っていった。これは完全に…。

チョロ「おそ松兄さんのせいだよ。」

おそ「お前らも叫びたそうにしてただろ？」

僕らが喧嘩を始めようとしていると…

チビ太「テヤンデイバーローチクショー！何してんだオメーらぁ！」

十四「チビ太～！」

おそ「おい、チビ太！さっきAと2人だけで話しやがって！」

…ナイス。おそ松兄さん。

チビ太「まぁ、落ち着け。Aちゃんから伝言頼まれたんだよ。よく聞きやがれ。

何も言わず、勝手に出ていってごめんなさい。兄さん達に会ったら、気が変わっちゃいそうで怖かったから。
今まで、ありがとう。すごく、楽しかったよ。
私は、お兄ちゃん達のことが大好きです。
さよなら。

だそうだ。どうするんだ？」

どうする？そんなこと決まってる。

おそ松「追いかけるに決まってるだろ？」

チビ太「お前らならそう言うと思ったぜ。早く行きやがれ。」

十四「じゃーね！チビ太！」

…あやふやにされたけど、Aと２人っきりで話してたのはやっぱりムカつく。あとで兄さん達と来ないと。

トド「おそ松兄さん！見えてきたよ！」

やっと空港が見えてきた。でも…

おそ「A…いなくね？」

さっきから姿が見当たらない。胸騒ぎがする。

チョロ「手分けして探さない？胸騒ぎがするよ。」

カラ「俺もチョロ松に賛成だ。手分けして探そう。」

おそ「よし。早くAを見つけて連れ帰るぞ！」

全－おそ「オーーーー！！」

この時に気づいておくべきだった。

神松が僕らと一緒じゃなかったことに。