６人のシスコンお兄ちゃん (ページ2)

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松野家の朝ページ2

夢主side
貴『ふぁ～！もう朝かぁ。』
朝起きると私の布団の中に赤いパーカーを着た長男のにやけた顔があった。

……ん？赤いパーカーを着た長男のにやけた顔があった？

貴『キャアァァァァァァァァァーー！』

おそ「うぉっ！朝から元気だねぇ。」

貴『おおおおおおそ松兄さん？何で私の布団に…？』

おそ「寝起きを襲いたくなったから。ｷﾘｯ」

貴『いやいや、ｷﾘｯじゃないでしょ！まぁ……いいけど。』

おそ「さすが俺のA！相変わらず優しいな～。じゃ遠慮なく。」

そう言うとおそ松兄さんは私を押し倒してきた。

貴『あの～おそ松兄さん？早く退いてくれませんか？学校あるし…。』

おそ「え？何で？さっきAがいいって言ったんだろ？」

貴『いや、あれは襲っていいって言ってる訳じゃないよ？おそ松兄さん？』

おそ「まぁまぁ。んじゃ、朝ごはんの代わりにいただきまーす！」

そう言うと、おそ松兄さんは私の首筋にそっとキスをしてきた。

貴『ひゃっ/////！ちょっと！おそ松兄さん!？』

おそ「…何その声。お兄ちゃんもう我慢できないけどいい？」

貴(ど……どうしよう。このままだと本当にヤバイ…)

スパーーン

という音がして襖が開いた。
青、緑、紫、黄色、ピンクのパーカーを着た兄さんたちが背中に黒いオーラをまとって立っていた。

全－おそ「おそ松兄さん？何してるのかなぁ？」

おそ「…やっべ。見つかった。」

トド「Aは下でご飯食べてて。ちょっとこのクソ長男借りるよ？」

貴『？うん。分かった！』

その数秒後。おそ松兄さんの悲鳴が家中に響き渡った。

貴(おそ松兄さん…大丈夫かな…？)

松代「A？まだ食べてたの？時間大丈夫？」

貴『!？え！もう７時５０分？やばっ！』

急いで制服に着替えて家を出る。

貴『行ってきます！』

「「「「「「行ってらっしゃい！」」」」」」

これが私たち松野家の１日の始まり。